地域の特色を生かした銘柄豚の冷凍焼豚や端肉の瓶詰めも!
ということで、いざ実食。
「謹製」はほろほろと柔らかだが、お肉を食べている! という充実感・満足感がある。
「黒豚」は、肉質がきめ細やかでしっとりとした身に歯が入っていく感じが気持ちいい。脂身も上品な甘さだ。
なお、松屋の焼豚にはほかにも、プレミアムポークと呼ばれるTOKYO Xを使った「東京X 焼豚」、長野県産の信州北八ヶ岳山麓豚を使った冷製仕立ての「塩豚」、静岡県産の浜名湖育ちで手火山式のカツオ節を使用した「鰹豚」を冷凍焼豚として提供している。
これらは、全国各地で遠藤さんが足を運んで見つけた銘柄豚を現地の方々と協力して作り上げている。
できるだけ、その各地の工場とタッグを組みながらみんなにとって三方良しとなるような仕組みづくりに尽力しているのだ。冷凍はECサイト、もしくは運が良ければ店頭で購入することができる。
また、焼豚にしたとき、どうしても出てしまう端肉をもう一度、リブランディングして、よりおいしいものにして出したいという思いで、もうひと手間加えて商品化した瓶詰めもある。
TOKYO Xの江戸味噌漬けの「東京X焼豚味噌漬け」や、塩豚と白舞茸の塩麹煮の「白麗」、謹製を本ダレと国産の刻み生姜でスッキリと煮付けた「焼瓶」。そして、黒豚の角切りを焼豚タレで煮付け、香り高い福来みかんを使った七味唐辛子と合わせた「黒角」の全4種類を揃える。
このように食材を無駄にしない努力などを行いながら、おいしい焼豚を届けようと奔走する遠藤さん。良質なものを探し出そうと生産者に直接会いに行く姿勢に感銘を受けたし、実に楽しそうな姿に共感した。