伝統の技が詰まったこだわりの逸品
「歴史を紡ぐ技がある。名店の御馳走たち。」では、三越と共に歴史を刻んできた惣菜店3軒の職人技が光る品が並ぶ。
『白謙蒲鉾店』の「笹かまぼこ 献夢(けんむ)」(12枚入り・5400円)は、世界の漁場から水揚げされた旬の魚を選りすぐり、魚の旨みや甘みといった素材のおいしさをギュッと詰め込んだ笹かまぼこ。
かまぼこ作りの肝となる練りの工程を上級職人が担当している。それもあってか、なめらかさと柔らかさと弾力の調和があまりにも素晴らしくて感動した。
『鈴波』の「九重みりん粕使用 厚切り魚介みりん粕漬詰合せ」(5400円)は、熟練の職人が厳しい目利きで選び抜いた銀ダラ、サワラ、銀シャケを使用。丁寧に手切りで厚切りにし、こだわり九重みりん粕に漬け込み、芳醇な香りと抜群の脂ノリが楽しめる。
『日本料理なだ万』の「3種の小丼セット」(5994円)は、館内のレストランとお弁当売り場でそれぞれ人気の食材を基にして、今回のために考案されたもの。メニューを詰め合わせ。丁寧に引いた特製ダシで炊き上げた「湯葉あんかけ丼」、「牛肉香味焼き丼」、「やわらか煮穴子丼」が2つずつ入っている。冷凍品なので、おいしさが長持ちなのもうれしい。
いずれも職人の熟練した腕が素材の良さを引き出しており、食の豊かさを噛み締められる上質な品物が揃っている。