ただでさえ心ときめく沖縄のリゾートライフを、その数倍心ときめかせてくれる『琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ』(以下・琉球ホテル)。
その全貌をお届けするリポート第2回は、味覚中枢はもちろんのこと、嗅覚に視覚までもが、
「天晴れなり」
と白旗上げて感涙するレストラン&バーの詳細。垂涎必至なので、拭くハンカチをご用意してどうぞ。
まずは朝食。第1回で紹介した『プレミアクラブラウンジ』の朝食も、目を見張る出色さだったが、『ビュッフェダイニング「Nashiro」』の朝食は、それに輪をかけたクオリティだった。
世界中の朝食が集まったかと思うほどの充実ぶり
なにしろビュッフェ台に並ぶ、その料理数は150以上! ジャンルは和・洋・中ときて沖縄料理、さらにインド料理といいますかカレーまでもが充実。
そのすべてに関して、
「エーここまでこだわる?」
という徹底ぶり。
沖縄料理に沖縄そばもメニューにあるんですが、その沖縄そばの麺だけで、プレーン、イカスミ、ヨモギと3種類。お好みの量の麺をお碗に取り、そこに自分でスープをかけ、お好きなトッピングを施す。
取材当日のカレーのラインナップはベジカレー、野菜キーマ、ほうれん草×ラムカレー、モーニングカレーと4種。さらにライスもターメリックライス、十一穀米の2種(白米は当然和食のコーナーにあり)と揃うわけですが、ここで驚いちゃいけない。
カレーコンディメント……としてトッピングにフライドガーリック、ココナッツロング、フライドオニオン、クラッシュナッツ、フェヌグリークリーフと5種くる……だけじゃない! なんとアチャール……インド料理圏の漬物ですね、これがゴーヤ、金美人参、赤玉ねぎ、からし菜、パイナップルとさらに5種類! インド料理専門店でもなかなかここまで揃わない。
そしてこのこだわりが全料理全ジャンルに徹底されて揃いも揃った150種あまり。もはや世界中の朝食用の料理がすべてこの『ビュッフェダイニング「Nashiro」』に集結してしまったのではないか? というビュッフェ台の壮観さ!
そして、ビュッフェが好きな人ほど時間に余裕をもって来店した方がいい。だってビュッフェ好きは、料理を取る前に、まずビュッフェ台を全部偵察してから、なにをどう食べるが組み立て、そこから初めて料理を皿に盛るじゃないですか?
はっきりいってその偵察の時間だけで平気で30分要してしまいます。ま、その時間がビュッフェ好きにはたまらないんですが、あまりに偵察が楽しすぎて、ウキウキしながら偵察しだすと、気付けば1時間たってます。逆にいえば、食事前から1時間に及ぶ食の悦楽があります!
そして選べば、テーブルの上には世界の朝食のマイベストセレクションがやってくる!
朝からこんな満足できる朝食、ちょっと見当たらない!