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ランチはもちろん、昼下がりにワインと合わせたり、パフェも楽しめる

黄ごん焼きは、鶏のモモ肉のピカタのような料理だ。肉の下にはバターライスが隠れ、さらにデミグラスソースがたっぷりかかっている

「若鶏の黄ごん焼き」(1200円※16時以降は1500円)、「グラスワイン」(600円)
「若鶏の黄ごん焼き」(1200円※16時以降は1500円)、「グラスワイン」(600円)

田川市民の懐かしい味というけれど、デミグラスソースの風味やふっくら焼き上げた鶏肉のせいか、初めて食べても慣れ親しんだ味のような、昔食べたことがあるような、そんな気持ちになる。

そして、一見すると、ボリュームいっぱいのひと皿だが、食べてみると以外に軽い。妙齢の女性でもペロリと平らげてしまう。これを食べるために田川から足を運ぶ女性ファン1人の年齢が90歳と聞いて本田シェフも驚いたそうだ。

この黄ごん焼きだが、休日のランチタイムや午後に食べるなら、ささやかな贅沢にワインと合わせるのがオススメだ。さすが、人気ビストロのシェフらしく、ワインとの相性が抜群なのだ。

もちろん、店には黄ごん焼き以外のメニューも並ぶ。ランチタイムを過ぎると、さらにメニューは増える。価格は変わるが、ランチタイムから通しで開いているのもうれしい。

例えば「コヒツジハンバーグ」は、黄ごん焼きに似ているように思うが、ちゃんと羊に合わせたソースがたっぷりかかり、肉の旨みが際立つ味わい。

「コヒツジハンバーグ」(1200円※16時以降は1500円)
「コヒツジハンバーグ」(1200円※16時以降は1500円)

「トミオのチキンクリームコロッケ」は、その名前の通り田川の『アニオン』からのメニュー。クリーミーかつ量も十分あって、大人だけでなく、子どもにも人気が出そうなコロッケだ。

「トミオのチキンクリームコロッケ」(980円)
「トミオのチキンクリームコロッケ」(980円)

人気が出そうなのが、スイーツ。特に季節のフルーツを使ったパフェに注目したい。見た目以上に、決して重くない。これならパフェ目当ての客も増えるかもしれない。

「くわの農園さんのイチゴパフェ」(1500円)
「くわの農園さんのイチゴパフェ」(1500円)

加えて、コーヒー専用の石臼で豆を挽くコーヒーも『あにおん』ならではの味わい。

注文が入ると、石臼でコーヒー豆を挽く
注文が入ると、石臼でコーヒー豆を挽く
「石臼コーヒー」(500円)
「石臼コーヒー」(500円)

「コーヒー一杯でも、気軽に利用してもらえたらうれしいです」と言いながら、「お酒とのマリアージュもこれから考えていこうと思っています」と本田シェフ。天神の買い物帰りに、のんびり利用できるいい店が見つかった。

■『田川洋食 黄ごん焼き あにおん』
[住所]福岡市中央区天神4-3-25 E&Yビル2階
[電話番号]092-781-8666
[営業時間]11時〜22時
[休日]月
[交通]福岡市地下鉄空港線天神駅から徒歩5分

撮影/松隈直樹 取材/牛島千絵美

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