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自分にとって「幸せな恋愛」とは?

なんだか投げやりな回答だと思われてしまいそうなので、いくつか加筆したいと思う。

結局、恋愛に関する悩みって、相談者が幸せを何と捉えているかによって答えって変わると思うんですよね。

まず、どんな相手とどんな恋愛をしたい、するのが自分の幸せだ、と思うのか。今の自分の求めている相手はどんな人なのか、今一度自分の理想と現実のすり合わせをしないといけない。

自分のことを一番理解しようと努めるべきなのは自分ですからね。

例えば、恋愛は“相手からの好意をもらうまでのゲーム”と捉えているから冷めてしまうタイプの人もいる。

相手から好意が向いた時点でゲームクリアな訳で、そんな人は、振り向いてもらった後に冷めてしまうのも必然。追いかけて振り向いてもらえて、それでもう幸せだと思うんです。

自分の幸せがそこにあるのだ、と思うのであれば、何も悩むことはない。そういう人なのであれば、気が済むまでそういう恋愛を繰り返して楽しんでいればいいと思う。

こればっかりは、原因は十人十色だから、貴方はこれが原因だ!と言い切れないのも申し訳なけれど、まずは幸せの答えは自分で見つけなければならないのだ。

そのうえで、望む幸せに対して自身の問題を解消しなければならない、と思うのであれば、自分自身でその原因を見つけなければならない。

そして、その原因を解消していかなければならない。

その気があるならば、ですが。

相手は自分のどこを好きになってくれたのかを知ろう

では、どういう部分が原因になりえるだろうか。

蛙化現象の理由はいくつもパターンがあるので、相談者がどれに該当して、どうすれば解決するのか正直、判断しかねます。

ただ、蛙化現象というものに対して思うのは、厳しい言い方になるかもしれませんが、相手のことを決めつけてしまう独善的な面があるのでは、ということです。その独善的な心の動きをどうにかしなければ、変わることは難しい。

恋愛なんて相手がいて、その二人の間で関係を築いていくものだというのに、独りよがりが過ぎる結果、蛙化現象になると思うんです。

例えば、自己評価の低い人間なのであれば「私に対して好意を持つ人間だということは、この人はつまらない人間だ」とガッカリして冷めてしまうパターンがある。

他にも、些細なことで幻滅してしまう人も、何故その人がその言葉を口にしたのか、行動をしたのか、理解をしようとしないまま、勝手に自分の思う相手の理想像を裏切ってきたから冷める、というようなパターンもある。

加えて、他人が好意を寄せてくれたのに、自分が相手の好意を理解できないから冷めてしまう人もいる。

でも、だいたいの場合、その相手からの好意の内訳や内容をきちんと聞いて相手を理解しようともせずに見切りをつけてしまっているのですよ。

独善的に。相手の意見も聞かずに。

自分ではたいした価値もないと思う自身の部分に対して価値を見出して好意を持ってくれている人もいるというのに。

そんな人間はどうしたらいいのか。

具体的な方法を言わせてもらうと、まずは、好意を寄せてくれた人の、好意を持ってくれているポイントを直接聞いてみるのがいいかもしれません。

そして、その意見をまずは、理解できなくとも、相手の好意とその理由を尊重する気持ちを持って、許容してみるところからやってみたらいい。十人十色、カレーライスが嫌いな人間がいれば、臭豆腐が大好きな人間がいるのだ。

相手の好意を理解しようとする。そして、理解できなくとも、相手の意見を、感性を認める。

もしも、好意を持たれて貴方が冷めてしまい、その人との関係が終わってしまったとしても、貴方の人生は続く訳ですから。

自身の変化のために、相手に協力してもらって話を聞きましょう。

どういうことかというと、蛙化現象の理由の1つとして自己肯定感の低さが挙げられるんですよ。だから、自己肯定感を上げる必要があるんです。

自分自身が自分のことを肯定してあげられないのであれば、好意を寄せてくれる人の、好意を持ってくれている部分を、間接的にでも認めてあげることができるようになれば、好意を持たれても、それだけで冷めてしまうことは少なくなる。

だから、好きだと思ってくれている部分を聞いて、その意見を認めて、間接的に自分を肯定してあげましょう。それを繰り返していけば、蛙からようやく健全な恋愛ができるようになるかもしれません。

大人になってから自分の性格を、心の動きを修正していくのは難しい。

それでも、自分の幸せを願い、それに変化が必要なのであれば、他者に協力を仰ぎながら自身の心と向き合っていかねばならない。

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担当編集者からのひとこと...
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おとなの週末Web編集部
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