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食堂ならではの素朴な味わいが◎

では、まずラーメンからチェックしてみよう。スープをひと口飲んで見る。うん、素朴な味わい。ここは中華料理店ではなく食堂ゆえに、おそらくスープは業務用のタレをお湯割りしたものだろう。しかし、それでもよいのだ。

「醤油ラーメン」。具材は、チャーシューとカマボコ、モヤシ、ネギとシンプル
「醤油ラーメン」。具材は、チャーシューとカマボコ、モヤシ、ネギとシンプル

麺は中太のストレート。これも中華料理店とは少し違う。何と言うのか……スープと同様に特徴がないというか、あまり記憶に残らない味。誤解してほしくないのだが、ディスっているのではない。

むしろ、その逆だ。記憶に残る味は、やはり2週間や1ヶ月に1回で十分と思ってしまう。日常的に食す場合、身体にスッと入っていく、これくらいの味がよいのだ。

「チャーハン」はパラパラ系。お米の一粒ひと粒にしっかりと油がコーティングされている
「チャーハン」はパラパラ系。お米の一粒ひと粒にしっかりと油がコーティングされている

次にチャーハン。熱々だったものの、強火で中華鍋を振った熱さではない。やはり、作り置きでレンチンしたような感じ。わかるかなぁ。

しかし、味付けは塩コショウだけではない複雑さを感じる。やはり、中華料理店の味ではなく、食堂ならではの素朴な味わい。これでよいのだ。

いつの間にか店内は満員。レジ前には長い行列ができていた。駐車場も満車で、空くのを待っている人も見かけた。『大阪屋』は地元で大人気なのである。

取材・撮影/永谷正樹

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永谷正樹
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