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ジャイアントキリング! インスタントラーメンに革命の風が吹く

第2試合は「インスタントラーメンに革命を起こせ!」。対決するのは、TETOTETO所属の丸山千里さん(フードクリエイター/神奈川県)と、『TTOAHISU』所属の山下泰史さん(ジャンルレス/福岡県)。

必ず袋の乾麺を使うこと(メーカーは問わない)を条件としたこの戦い、驚きの展開が待ち受けていました。

丸山シェフが作った「カニと柑橘のお茶ラーメン」が審査員から大絶賛! 鶏ガラと玉露でとったダシに抹茶を加えたスープ。インスタント麺のゆで汁でお茶をまとわせた麺。そして、カニと生クリームで作ったあんかけ。フードクリエイターらしい足し算で構成された一杯は、審査員の箸が止まらず。

「カニと柑橘のお茶ラーメン」
「カニと柑橘のお茶ラーメン」

この対決を審査するために、ニューヨークから帰国した中村シェフは開口一番「ブラボー!」と声をあげ、「ラーメン屋でお茶を使うことはない」と絶賛。

また、3回戦で丸山シェフの料理を「食べたことがない」と驚きを見せた関谷シェフは、ここでも「食べたことがない」と驚きの表情を浮かべ、「お茶の香り・味がしていた。これ以上足すものも引くものもない」と話しました。

そして、GACKTさんもまた、お茶とラーメンの組み合わせを称賛。「革命とはぶっこわす、気づきを与えること。そういう意味では8割クリアしている」とした上で、「日本人はお茶漬けが好きなんだなと食べて思った」。ほぼ完食していたのも印象的でした。

これに対して山下シェフが作ったのは「成長するインスタントラーメン」。麺や粉末スープなど、それぞれのパーツを分けて仕事をしていき、それらが合わさることでグレードの高いインスタントラーメンが誕生するというもの。

インスタントラーメンは普段あまり食べないという山下シェフ。この決戦に向けて、インスタントラーメンをいくつも食べ、福岡県内のラーメン店に足を運んだことからも悲願達成に向けての執念を感じます。

しかし、結果は丸山シェフを下回る得点に。ここで無念の敗退となりました。

中村シェフはひとつ一つのおいしさを評価しつつも、全体のバランスに物足りなさを感じた様子。

クオリティは山下シェフの方が上と話したのはGACKTさん。「いきなりスープを注がせてもよかったのでは」と、プレゼン方法に不満を感じ、評価を下げていました。

「僕はとっても好き」と高評価だったのが神田シェフ。「日本人らしい引き算の美学で、足し算の料理であるラーメンを作ってきた」と、引き算で構築される和食の料理人ならではの意見を述べていました。

決勝戦は、フレンチの根本シェフと、フードクリエイターの丸山シェフの対戦となった。

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編集部えびす
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