物価が高騰する中、「財布の紐が固くなっている」という人も増えているのではないだろうか。 とはいえ、毎日のモチベーションを保つにはたまの贅沢も必要だ。そんなご時勢に、モスバーガーを展開するモスフードサービス(本社・東京都品…
画像ギャラリー物価が高騰する中、「財布の紐が固くなっている」という人も増えているのではないだろうか。 とはいえ、毎日のモチベーションを保つにはたまの贅沢も必要だ。そんなご時勢に、モスバーガーを展開するモスフードサービス(本社・東京都品川区)は、「日常に“手の届く贅沢”を」をうたい文句に「一頭買い 黒毛和牛バーガー」の新作2種を、2023年11月15日から期間限定で売り出す。
11月15日から販売、サーロインやヒレも使った「一頭買い 黒毛和牛バーガー」がリニューアル
モスバーガーでは2022年にも「一頭買い 黒毛和牛バーガー」を発売。通常のハンバーガーではみられないサーロインやヒレといった高級な部位も使いながら、一頭丸ごと国産の黒毛和牛を買い付けることで仕入れコストを抑え、リーズナブルな価格で提供した同バーガーは、約100万個を売り上げるヒットとなった。
2023年はそんな人気ハンバーガ―のソースを、より香り高く贅沢な味わいにしてリニューアル。販売期間を2回に分けて、全国のモスバーガー店舗(一部店舗を除く)で販売する。
第1弾は「一頭買い 黒毛和牛バーガー シャリアピンソース~トリュフ風味~」(販売期間11月15日~12月下旬予定、860円)。第2弾では「一頭買い 黒毛和牛バーガー 特製テリヤキソース~ゆず胡椒風味~」(販売期間2024年1月15日~2月上旬予定、790円)を展開し、合計で2022年の2.5倍の250万食の販売を目指す。
ソースにもこだわり、香り高く、プレミアム感がアップ!
11月7日、東京都内で開かれた新商品の発表会で、開発を担当したモスフードサービスの上田洋輔さんは「『一頭買い 黒毛和牛バーガー』は、和牛を丸ごと使用することで、赤身と脂身のバランスがいいパティとなっています。『シャリアピンソース トリュフ風味』は、炒めた玉ねぎや醤油に黒トリュフのみじん切り、白トリュフのフレーバーをプラスすることで、口に入れる前から贅沢な香りを楽しめる商品に仕上げました。『特製テリヤキソース ゆず胡椒風味』は、トマトと甘酒を加えることでコクを出しています。さらに、九州産のゆず胡椒を加え、鰹エキスを効かせることで、香り高い仕立てにしました」と、魅力をアピールした。
実際に筆者も、その場で「一頭買い 黒毛和牛バーガー シャリアピンソース~トリュフ風味~」を食べてみると、ナチュラルスモークした厚切りベーコンの薫香と、トリュフの芳醇な香りが一口でグッと押し寄せ、なんとも贅沢な気分に。パティはしっかりと肉の歯応えが感じられ、トリュフの濃厚な風味と玉ねぎの甘みが肉のうま味を引き上げている。
2種のうち、個人的にヒットだったのは「一頭買い 黒毛和牛バーガー 特製テリヤキソース~ゆず胡椒風味~」だ。トマトの酸味と爽やかなゆずの風味が相乗効果となり、一口含むごとに食欲をそそる。さらに、鰹エキスで深みを加えたほんのり甘いソースが、食べ応えのある肉厚なパティと相性抜群なのである。
ソースとの相性度は「98点」!味博士・鈴木隆一さんが絶賛
発表会には、味覚センサー「レオ」の研究・開発に取り組む企業「OISSY」の社長で、通称「味博士」こと鈴木隆一さんも登場。「一頭買い 黒毛和牛バーガー」の発売にあたり、新作ソースとの相性度を味覚センサーで検証した結果を説明した。
「日本では基本的においしい商品が出回っており、市販のハンバーガーのバンズ・パティ・ソースの相性度は大体90~95点が平均値。非常においしいものが95点以上と、実ははずれの商品はそれほどないんですが、今回のシャリアピンソースの相性度は98.0点、テリヤキソースの相性度は97.2点ということで平均を上回っています。僕はこれまで、95点以上のハンバーガーが見たことがないので、数値的にも非常に相性がよく、おいしいといえる結果になりました」
相性度とは「AI味覚センサー『レオ』で数値化された味覚データを元に算出された、食の組み合わせ相性の良さの度合い」(「OISSY」のホームページより)のこと。同センサーは、人間が舌で感じる「塩味・酸味・甘味・うま味・苦味」の基本五味を、AIで判定するものである。
「おいしい」の定義にはさまざまな要素が関係してくるだろうが、「98.0点」「97.2点」というAIによってはじき出された高い数値には、説得力がある。
黒毛和牛の贅沢バーガーが1000円以下の衝撃
860円と790円。「一頭買い 黒毛和牛バーガー」の価格が高いと感じるか、安いと感じるかは人によるだろうが、パティの製法や材料にこだわった「グルメバーガー」の都内の平均単価は1600円程度だそうだ。そう考えると、黒毛和牛の高級部位を含んだ商品を1000円以下で食べられるというのは、レアなケースではないだろうか。
「高級料理店に行くのはなかなか気が引ける」という人にも手が届く「一頭買い 黒毛和牛バーガー」。ハレの日はもちろん、疲れた時や頑張った自分へのご褒美が欲しい時にぜひ食べてみてはいかがだろうか。
文・写真/中村友美
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