2023年も残りわずかとなりますが、おせちの計画はもう立てましたか?近年、作るよりも購入する需要が増えているようで、百貨店や和食店だけでなくネット販売などで“おせち商戦”が繰り広げられています。コンビニでは、本格的なおせちも1~2万円台の手頃感と、商品数も多すぎないので選びやすく、店頭でも予約できるのでとても便利です。中でも、ファミリーマートは、“欲望おせち”としてスイーツだけ詰まった商品やコスパ高めなおせちの豪華セットなど、欲求と食欲を満たしてくれそうな商品があり、コンビニおせちの幅を広げています。
おせちは時代を反映する?
おせち料理は、縁起物が詰まった新年にふさわしい華やかな料理。食卓にあるだけで、お正月らしい雰囲気と気分が盛り上がる特別なものです。
コロナ禍には、巣篭もり需要によってネット購入する人も増え、感染症予防対策による1人用や少人数用のおせち商品や、行動制限によって出かけられない分、豪華なおせち食べようと高額おせちを求める人も多かったようです。
また、遠方で会えない人たちへおせちを贈るといった新たなニーズもでてくるなど、おせちは時代を大きく反映する商品なのかもしれません。2024年のお正月は、行動制限のない新年を迎えるにあたり、百貨店などでは大人数用やパーティーなどで楽しめる、オードブルのような商品にも力を入れている傾向です。
物価高騰が続く中、幅広い設定のおせち商品の価格に影響は、あったのでしょうか。
2022年12月末に発表された帝国デーバンクの調査分析によると、大手コンビニストアや著名な日本料理店、外食チェーンなど110社で販売される「2023年正月シーズンのおせちの価格(三段または、3〜4人分/税込)」は、平均2万5552円で、比較可能な前年の価格2万4480円に比べ、およそ1000円(4.3%)アップしたといいます。
物価高騰による影響は、食材の確保や時代のニーズに合った商品の企画など、各社様々な工夫と努力でバラエティ豊かなラインナップが実現されています。大手コンビニでも利用者が年々増加傾向にあるというおせち商品。ファミリーマートでは、競合店のラインナップが6〜8商品に対し、27商品という品揃えで、他店との差別化をはかります。
豪華さとコスパが抜群の“欲望おせち”
冷凍技術の発達により、作りたての風味を損なわず食べられる「冷凍おせち」は、遠方にいても名店の味を楽しめ、好きな時に解凍して食べられるなどのメリットから人気は右肩上がり。
数ある中でも、コスパ面で家計の味方だと感じたのは、京都・祇園で築100年の元町家を改築した人気料亭『ぎをん や満文 青木庵』監修の「ぎをん や満文 初彩おせち」(冷凍/3~4人前/1万9800円)です。
ファミリーマートで初の試みとなる“欲望おせち”の華といえるこの商品は、子どもから大人まで楽しめる和洋中の三段重に、宮崎牛・生ずわい蟹・ドルチェフェリーチェ彩り果実のタルトの中から一品を選び、つけることができる豪華なセットです。先述した平均価格と比較すると、好みの一品が選べて2万円を切るのは、コスパが高いといえそうです。
A4ランク以上の宮崎牛モモ肉は、すき焼き用にスライスしてあり、生ずわい蟹は食べやすいように半剥き身に加工してあります。冷製のおせちをつまみつつ、温かい鍋なども一緒に味わえます。好みの野菜などを添えてテーブルに並べれば、追加の料理に迷うことも少なく、みんな一緒にゆっくり食卓を囲めそうです。
タルトは、フルーツを盛り付け果実感たっぷりのミニサイズ。4種類が2個ずつ入っているので、好きなものの取り合いも緩和しそうです。
年末になるとテレビでも頻繁に紹介される「蟹」。毎年食べたいと思いつつ、買いそびれたり、節約で我慢を重ねている人も少なくないでしょう。“欲望おせち”で、心もお腹も満たす夢が新年早々叶いそうです。
もっとピンポイントに好きなものだけ食べたい!という方におすすめなのは、『名古屋マリオットアソシアホテル』監修 「肉づくしおせち」(冷凍/2人前/1万5984円)や『八天堂』の「スイーツビュッフェ」(冷凍/4人前/8618円)」、『パティスリーモンシェール』「スイーツ玉手箱」(冷凍/1万1880円)などもあります。
冷凍で届くので、来客やお出かけなどの都合に合わせて、解凍して食べられるのも嬉しいですね。
ほかにも、アメリカの3Dアニメ映画『怪盗グルー』シリーズで人気のキャラクター『ミニオン』のおせちがあります(冷凍/3人前/宅配/1万9980円)。子どもも一緒に楽しめ、SNS映えしそうなアイテムを揃えているところも魅力です。