×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

都心へのアクセスの良さなどから、近頃は人気上昇中の街。しかし朝から飲める街、個性的な人・店が集う街…という昔からの独特の雰囲気はそのまま。混沌とも言える様々な魅力溢れる街で、心地よく酔える店、探してきました。

icon-gallery

佳酒佳肴と個性派店主にカンパイ!

旨安、朝飲み、無国籍…カオスを愉しむ!赤羽

“石を投げれば埼玉に届く”なんて東京の辺境扱いされる赤羽。でもこの街が近頃大注目されている。「住みたい街ランキング」では急上昇。人気コミック『東京都北区赤羽』の舞台となったこともそれに拍車をかけた。
また、JR各線のターミナル駅となっており、新宿駅へは14分、東京駅にも16分(どちらも最短)という都心へのアクセスはとにかく抜群だ。
大型マンションも次々と建設され、駅周辺の再開発も進んでいる。
とツラツラ街の概要を綴ってみたけど、赤羽といえばやっぱりディープな飲み屋街!
ということで、ライター・菜々山と編集・武内が、今、赤羽でいちばんアツい店を探してきました。
とある土曜の夕方、駅で待ち合わせた。

「赤羽って今こんなことになってんの!?」
そこには我らと同様に待ち合わせの人、人、人。渋谷のスクランブル交差点くらいのカオスなのだ。
そして、そこに居るほぼ全員から「今夜は飲むぞ!」という気合いが感じられる。なんていい街だ!
向かったのが『馬ん馬んいくどん』

【MAP(B)】熊本から直送の上質な馬肉料理をびっくり仰天の“赤羽価格”で提供!

馬のホルモン煮込 650円

店はザ・大衆酒場って雰囲気だけど、出てくる馬刺しの味は高級店並み。しかも、
武「値段、安いっすね!」
よくこの価格で出せるなってほどのコスパ。都心からちょっとハズれた赤羽だからできる?

そんな“赤羽価格”をさらに実感したのが『グリルド ミート Koba.』。最高級シャトーブリアンがまさかの3千円少々。

【MAP(C)】A5黒毛和牛の赤身に特化する焼肉の名店が赤羽に爆誕!

シャトーブリアン 3456円

「これって1万円超えてても不思議じゃないよね!」
あたし、シャトーブリアンは、今後この店でしか食べない(自腹の時は)ことにする!
ちなみに、ここで出しているブラックペッパー入りのジントニックが牛肉との相性バッチリなので、ぜひお試しを。
その帰りに立ち寄ったのが、『赤羽ワインマーケット』。1時間980円(税別)で飲み放題。私たちのような酒飲みにとってはかなりおトクで、ワインの味もチェーン系居酒屋の飲み放題なんて比べ物にならないクオリティだった。
ちなみにこの“赤羽価格”は、飲食店だけじゃない。スーパーを覗いてみても、野菜類など2~3割安い印象(私の住む豊島区・大塚比)。暮らしやすい街でもあるみたい。

さて、また別の日に訪れたのが着物姿の女将さんが切り盛りする『それいゆ』

【MAP(A)】着物を粋に着こなす店主が作る、家庭的な料理をつまみにほろ酔う

お通し 1080円
(プティベールと合鴨スモークのマスタードソース、マッシュルームのアンチョビオイル煮、キンカンとニンジンのマリネ カレー風味)

お客は常連ばかり。「ただいま~」と入ってきて数杯飲んでから、「行ってきま~す」と、別の店に出かけて行く人もいれば、「◯◯さん、もうすぐ来るってよ」とうれしそうに常連仲間を待つ人も。
この界隈で遊び慣れた、粋な客ばかりだ。
女将さん手作りのつまみも美味しいし、ワイガヤ系の店が多い赤羽で、オトナがゆっくり酒を飲める希有な存在だ。

いい気分で店を出て、街を歩いていると、気になる店を発見とある食材の専門店だ。なにかを言ってしまうと、店名がバレバレなので、それは伏せよう。かなり期待したものの、食べてみると、
菜&武「う~ん……」
なんだろ、コレ。フライは衣が厚すぎだし、とある料理はタレの味にパンチがありすぎて、魚自体の味が全く感じられない。
武「素材を殺し切ってますね!」
うん、いっそ清々しいよね。ある意味、この取材で一番印象に残った店だった。
と、ここまで紹介してきたのは、すべて繁華街のある東口の店。一方の西口は、飲食店がほとんどない。でも、見つけたんです。スゴい店を!
それが『Nomka』だ。

【MAP(D)】ワイン×香港料理洗練された料理の数々はまさに脱帽もの!

ホタテと豆腐のわけぎソース 980円(写真はハーフ)

中華のつまみは、味も見た目も洗練されていて、非の打ちドコロなし!
店主夫婦はソフトな人当たりで、ほっこり飲める。
今回紹介したのは、老舗ではなく比較的新しい店が中心。それでも、どの店も酒場の街としてのDNAをしっかりと受け継いでいた。これからも赤羽に目が離せません!

赤羽といえば、やっぱり!朝から 赤羽といえば、やっぱり!ハシゴ酒

朝酒・昼飲みの聖地・赤羽。元は近隣の工場で夜勤した仕事終わりの1杯から始まったそうな……

 平日の朝10時。赤羽を代表する『まるます家』に入った。店内はほぼ満席。客の面々は、ご隠居さんらしい年配の方々に混じって、なぜかスーツ姿のビジネスマン風も多い。とりあえず私もビールをキュッ。衝撃、朝イチのビールって超ウマい!鯉の刺身をつまみに大瓶1本を空けたら、なんだかいい気分。
 2軒目は店先で立ち飲みを行う、おでんの『丸健水産』へ。夕方以降は行列するので、朝~昼が狙い目。おでんのお供はカップ酒。途中まで飲んだらおでんのツユを注いで「ダシ割り」にするのが定石だ。外での立ち飲みってのが、開放感抜群でついついピッチが上がってしまう。
 朝酒は効く。すでにフラつく足で向かったのが『桜商店』。ここはなんと驚異の24時間営業。常連らしいオジサンは、栄養ドリンクを補給しながら酒を飲んでいた。アンタ、スゴいよ。
ニンニクたっぷりの「ハツテキ」はジャンクなウマさで、酒が進む。正午過ぎにはもうベロベロ。この街では昼から酔っぱらっていても眉をひそめられることがない。そんな大らかな気風も赤羽の魅力だ。

【開運】神社仏閣情報

パワースポット「力石」は必見!
平安時代から続く歴史ある神社にはなんとも驚きの秘密が!?

【MAP(1)】赤羽八幡神社

平安時代の将軍・坂上田村麻呂が朝廷から命じられた東征の際この地に陣を敷き、武運長久を祈願したのが始まりとされる歴史ある神社だ。
実はここ、とある男性アイドルファンと鉄道ファンという、一見なんの共通項もない両者が集う不思議なスポットでもあるのだ。
理由は行ってみてのお楽しみ!

【MAP(2)】香取神社

創建年代等は不詳ながら江戸初期にはこの地域の鎮守だった。
奥殿の中に安置された朱塗りの本殿は、伝説によればかつて上野東照宮の内陣だった物で、三代将軍家光が霊夢を見たことにより、慶安3(1650)年に移築されたものとされている。
また、境内には北区では珍しい「力石」が7個奉納されている。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

icon-gallery
関連記事
あなたにおすすめ

この記事のライター

admin-gurume
admin-gurume

admin-gurume

最新刊

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。4月15日発売の5月号では、銀座の奥にあり、銀…