だしが染みたおでん、高コスパな焼肉、新年会はハズさない!年始に行きたいニューオープンの東京の酒場3選

『寿司とおでんコエド』

東京都内には2024年も注目の酒場が続々と誕生。年始は話題の最新酒場へ足を運んでみませんか?オープンから早々に人気を集める、ハズさない店を厳選して紹介。うまいアテと好みの一杯を片手に新年のお祝いを。

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東京都内には2024年も注目の酒場が続々と誕生。年始は話題の最新酒場へ足を運んでみませんか?オープンから早々に人気を集める、ハズさない店を厳選して紹介。うまいアテと好みの一杯を片手に新年のお祝いを。

コの字型カウンターで体にやさしい旬野菜のつまみを満喫
『渋谷きんぼし』@渋谷

おとなが寛げる、身体にやさしい料理を味わえる最新酒場といえば、2024年6月に渋谷の駅近に開店した『渋谷きんぼし』だ。同店は 秋田伝統野菜や山菜を使ったおばんざいが揃う和食居酒屋。学芸大学の人気酒場『びゃく』の姉妹店である。

オープンキッチンのライブ感を楽しめる茶室をイメージした店内

老舗八百屋『保坂青果』が目利きした新鮮な野菜を使ったおばんざいが並ぶ「3種おまかせ盛り合わせ」(12人前580円~)は、一品目にオーダーしておきたい一品。「水茄子の揚げだし」や「インカの目覚めとすずほっくりのポテトサラダ」などの定番のつまみのほか、「生じゅんさい」や「白神うど」など、一般には出回らない希少な野菜も味わえる。

多彩な野菜が味わえる「3種おまかせ盛り合わせ」

〆に食べておきたいのは、名物の「鮭といくら わっぱごはん」(1980円)。あふれんばかりの鮭といくらは、うま味たっぷり。そこにかつおだしとだし醤油で香りづけしたもちっとした米が絶妙に絡みあい、酒が進むこと間違いなしだ。

名物「鮭といくら わっぱごはん」

[住所]東京都渋谷区道玄坂1-13-6 斉藤ビル B1階
[電話]03-6277-5489
[営業時間]平日17時~23時半、土日祝日16時~23時半
[休日]なし
[交通]JR山手線渋谷駅より徒歩5分

江戸の魚食文化を追体験できる、寿司とおでんが主役の酒場
『寿司とおでんコエド』@吉祥寺

2024年6月、吉祥寺にオープンした『寿司とおでんコエド』は、江戸時代から庶民に普及し受け入れられてきた寿司とおでんを主に展開する寿司酒場。マグロブームを巻き起こした人気酒場『マグロスタンダード』を展開する宮崎元成さん(※本来は、崎の漢字は山に立つに可)がプロデュースする、江戸の魚食文化を追体験できるスポットだ。

ヒノキを使用したカウンター席は臨場感たっぷり

豊洲直送の新鮮な魚をネタにしたメインの寿司には、コシヒカリ発祥の地、福井県美浜町の米に現存最古の酢造、『尾道造酢』のまろやかで香り高い赤酢を加えた赤シャリを使用。こだわり抜いた自家製の土佐醤油ととともに、伝統的な江戸前スタイルの正統派江戸前にぎりを堪能しよう。

シャリが決め手の「寿司おまかせ5貫盛り」(1518円)

しっぽり飲みたい時に最適なおでんのだしは、鳥白湯とかつおだしをブレンドしたものを採用。練り物や大根、たまごなど定番人気の具材をラインナップしている。疲れた日は身体に染み渡るおでんのだし割りもおすすめだ。メモリを刻んだオリジナルカップを使い、自分で好きな割合に調節できるのがまたうれしい。

独自のブレンドだしが染みる「鶏白湯おでん」

[住所]東京都武蔵野市吉祥寺本町1-25-4 平田ビル 1階
[電話]050-5593-6677
[営業時間]月~金・祝前日・祝後日17時~ 23時半、土曜日15時~23時半、日・祝日11時半~ 21時
[休日]なし
[交通]JR中央線ほか「吉祥寺駅」より徒歩3分

上質な洗練空間でコスパ抜群の黒毛和牛を
『YAKINIKU MARUUSHI』@銀座

黒毛和牛をリーズナブルな価格で楽しめる銀座の焼肉店『マルウシミート 銀座2丁目店』が2024年9月25日(水)、『YAKINIKU MARUUSHI (ヤキニク マルウシ)銀座2丁目』として生まれ変わった。内装を全面リニューアルし、上質感を演出。コスパの高さはそのままに、モルタル・木・ステンを基調とした洗練された空間にアップデート。より落ち着いてゆったりできる店内にシフトした。

洗練されたモダンな店内

取り扱う肉は、すべて35日間熟成のA4またはA5ランク黒毛和牛のみを厳選。ベストな状態まで熟成させることでアミノ酸が増え、肉のうま味を最大限に引き出せるそうだ。肉のプロフェッショナルによる徹底した管理があるからこそかなう、高コスパで高クオリティな肉を思う存分味わおう。

肉は産地やブランドにとらわれず、質を重視した仕入れ管理を徹底している

牛の背中の部位を満喫できる「黒毛和牛 リブロース芯 YAKISUKI」(1500円)は、口に入れた瞬間、とろける食感に感動するメニュー。黒毛和牛の内モモを使用した「熟成醤油のMARUUSHIユッケ」(1700円)も、きめ細かな食感と肉のうま味に思わずはっとさせられるメニューだ。ドリンクは「肉に合う」ことを軸に選ばれたビールやサワー、ワイン、ジンなどをラインナップ。飲み放題プランも高コスパなので、トライする価値あり!

「黒毛和牛 リブロース芯 YAKISUKI」

[住所]東京都中央区銀座2-11-8 第22中央ビル B1階
[電話]050-5570-3555
[営業時間]月~金曜日17時~23時、土・日・祝日17時~22時
[休日]不定休
[交通]地下鉄日比谷線「東銀座駅」徒歩1分

文/中村友美

フード&トラベルライター。東京都生まれ。美術大学を卒業後、出版社で編集者・ディレクターを経験後、現在に至る。15歳からカフェ・喫茶店巡りを開始し、食の魅力に取り憑かれて以来、飲食にまつわる人々のストーリーに関心あり。古きよき喫茶店や居酒屋からミシュラン星付きレストランまで幅広く足を運ぶ。趣味は日本全国の商店建築巡り。

…つづく「東京のうまい 「最強の町寿司」 ベスト7軒…高コスパ、一貫 《110円》 からで一見さん、ソロ活でも大丈夫「覆面調査隊が実食」」では、庶民価格の美味しい町の寿司店を紹介します。

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