「ふき味噌」の作り方
ふき味噌の作り方はとても簡単です。手順としては、ふきのとうを刻んで油で炒め、酒やみりんを加えてから味噌であえるだけなのです。
ただし、ふきのとうは、包丁を入れるとまたたく間に切り口が黒っぽくなっていきます。空気に触れることで色が変化するのでしょう。そのため、仕込みは手早くやりたいところです。
また、道の駅などで売られているふき味噌は、概して甘めです。「ふき味噌瓶詰め」のラベルにある内容表示を見ると、使用している材料の多い順に「味噌、砂糖、ふきのとう……」などとあります。つまり、ふき味噌なのに、肝心のふきのとうは案外少なく、味噌と砂糖のほうが多い場合もあるということです。
オイラの好みは、甘さ控えめ、塩分控えめなので、使う分量は多い順に「ふきのとう、酒、味噌、みりん……」としています。つまり砂糖は使わず、みりんの甘みだけを加えています。
そこはお好みですが、砂糖を加えるなら、味噌の4分の1くらいの分量がよいでしょう。味噌であえる前に砂糖を加え、炒めたふきのうとうと混ぜ合わせるのがよいと思います。
仕込み編
1)ふきのとうは、30個(おおよそ300g)を用意する。
2)よく洗い、ザルなどに上げ、水気をきる。※30分ぐらい放置しましょう。
3)水気がきれたら、ふきのとうのヘタ(摘み取った切り口)の黒っぽい部分を、包丁ですべて落としておく。
4)そのうえで、ふきのとうを刻む。縦半分に包丁を入れ、さらに縦半分に切ってからさらに刻んでいく。ふきのとう自体の食感を残すため、ざく切り程度に刻む。※スピードカッターで刻むことでも大丈夫ですが、あっという間にこまかくなるので、そこはご注意ください。