「2月20日」。今日は何の日でしょう?答えは「アレルギーの日」!
画像ギャラリー「2月20日」。今日は何の日でしょう?答えは「アレルギーの日」!
日本人の国民病と言われる花粉症はアレルギーの代表!
今年もやってきちゃってますね。すでに苦しんでいる方も多いのではないでしょうか?筆者もそのひとり。口に出すだけで鼻も喉もムズムズしてきそうな「花粉症」。もはや日本人の国民病とも言われている花粉症ですが、罹患者は約3000万人とも言われている最も多いアレルギー疾患です。厚生労働省や環境省からも都道府県などに向け、予防対策などについてまとめた「花粉症予防行動に関する普及啓発について」という告知がされています。
さて、前置きが長くなりましたが、2月20日は公益財団法人・日本アレルギー協会が1995(平成7)年に制定した「アレルギーの日」です。1966(昭和41)年2月20日、アメリカで開催されたアレルギー学会において、日本の免疫学者石坂公成氏(1925~2018年)と妻で同じく免疫学者の石坂照子氏(1926〜2019年)が、アレルギーの原因となる抗体の一種、免疫グロブリンE(IgE)を発見したと発表したことに由来しています。
そもそもアレルギーとは?
人の体は、細菌やウィルス、寄生虫などの感染性微生物や異物などから身を守るための「免疫」という機能を持っています。何かのきっかけで、この免疫機能が暴走して起こる現象を「アレルギー」と言います。アレルギー症状は、くしゃみ、咳、発疹、呼吸困難などで、重篤になるとアナフィラキシーショックなどを起こし生命に関わることもあるので注意が必要です。アレルギーを引き起こす原因はさまざまで、環境化学汚染物質によるものや、そば・小麦・ナッツ類などの食物によるもの、あるいはハウスダストとそこに含まれるダニ、カビ、ペットの毛などによることが多いようです。
今年は何箱の保湿ティッシュを使うだろう…
そして、ちょうどこの季節(2月の立春から5月の立夏あたり)は、いわゆる「スギ」や「ヒノキ」の花粉によるアレルギー「花粉症」が鼻(花)盛り! ちなみに花粉症発症のプロセスは、体の中に花粉(抗原)が入る→花粉(抗原)に対する抗体が作られる→さらに花粉が体内に侵入し抗体量が過剰になると、くしゃみや鼻水、目のかゆみといったアレルギー症状が出る。ひどくなると滝のように鼻水が出るという形容が嘘ではない状況に。ベテラン花粉症罹患者である筆者はもはや、「今年は保湿ティッシュをいったい何箱使うだろうか?」と遠い目になっていますが……。もちろん治療法がないわけではないので、そちらは医療機関にぜひ!
最後に、日本気象協会の発表によれば、「スギ花粉は2月上旬に九州から関東の一部で、2月中旬には関東以西の広い範囲で、2月下旬には北陸と東北南部で、東北北部は3月上旬から中旬に飛散開始となる見込み」とのこと。みなさん、しっかり対策をしましょう!