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風水都市の中心「人吉城跡」や国宝建築、“幽霊寺“”

それでは、「風水都市」人吉・球磨エリアを体感できる、そして、人吉球磨をより楽しむことができる、「今、訪れるべき場所」をご紹介しましょう。

【人吉城跡】

球磨川沿いにある人吉城跡

球磨川と胸川が合流する丘陵上に築かれた人吉城は風水都市・人吉の中心。相良家18代相良義陽は風水思想により、気を三日月城に集める城構築を目指します。たとえば、当主が居住する「御館」の場所を現在の相良神社の位置に選定。鬼門守護を願成寺(がんじょうじ、初代長頼が1233年に創建、相良家の菩提寺)に託しました。

前述の「人吉・球磨 観光地域づくり協議会」が中心となって作った「風水方位地図」(https://hitoyoshifusui.com/fusuiazimuthmap/)を見ると、自分の場所からどの方向に何があるか教えてくれてけっこう楽しい! そして、見事なまでに「風水」に基づいて、街が作られていることに驚きを禁じえません。

人吉城に戻すと、建物は度重なる火事で焼失。1871(明治4)年の廃藩置県により廃城。最後に再建された幕末の建造物群も1877(明治10)年の西南戦争でその多くが焼失。一部の石垣が残されるのみでしたが、現在は石垣の上に多門櫓、角櫓、長塀が復元されています。春には石垣に沿って桜が咲き誇るそうです。

35代、670年にわたって相良家が居城としていた人吉城跡

住所:熊本県人吉市麓町
電話:0966-22-2324(人吉市教育委員会文化課)

【青井阿蘇神社】

青井阿蘇神社。中世人吉球磨地方の独自性の強い建築様式が特徴

日本最南端、かつ熊本県唯一の国宝建築物です。創建は806(延暦25)年。阿蘇神社の分霊が祀られています。人吉城の天門(北西)に位置し、神社の古い棟札には創建の際は風水思想に基づいて建立されたことが記されています。地元では親しみを込めて「青井さん」と呼び、初詣や七五三など、さまざまな機会で訪れます。

中世以降、領主相良氏の崇敬を受けた「青井阿蘇神社」

住所:熊本県人吉市上青井町118
https://aoisan.jp/

【永国寺】

釈迦如来を本尊とする永国寺。正式名称は「曹洞宗蓬来山永国寺」

幽霊を描いたとされる掛け軸が残されていることから、「幽霊寺」とも言われている永国寺は室町時代初期の1408(応永15)年、実底和尚(じっていおしょう)によって創建されました。しかし、1877(明治10)年の西南戦争では、西郷隆盛が本陣として滞在した際に本堂などが焼失。1891(明治24)年に再建され、2017(平成29)年にも改築が行われました。本堂には、本堂裏にある湧水池に現れたとされる幽霊を描いた掛軸が飾られています。これ、実底和尚本人が描いたものだとか。

寺伝によると、ある男の妾が本妻の嫉妬に苦しみ球磨川に身投げ。幽霊となって本妻を苦しめていましたが、実底和尚がその姿を描いて幽霊に見せると、幽霊は自身の醜さに愕然。和尚の引導により成仏したといいます。……切ない!

毎年8月第1土曜に行われる「幽霊祭り」では、ホンモノの掛け軸も披露されるそうです。

“幽霊”に関する案内版

住所:熊本県人吉市土手町5

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長谷川 あや
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