1年の多くを日本のどこかで過ごしているトラベルライター間庭典子。街を歩き、街を学ぶ『街ナカ旅』に目覚め、出張のついでに数日延泊するように。「テンションあがる『街ナカ』ホテル」はそんなときの名サポーター。100%以上活用するためのトリセツをレクチャーする。
毎年GWが見ごろ、桜色に染まる五稜郭を目指してはるばる函館へ!
2025年も、花見をしそびれてしまった…というあなた。それならば函館へGO!
本州からの桜前線を追うことができるので、満開の時期を把握しやすいのと、運がよければ連休にかかる時期なので(毎年、4月下旬からGW明けごろに開花・満開に)シーズン最後のお花見を北海道で企画する人は多い。
しかも海鮮天国北海道。花見酒に合うつまみも充実となれば、宴会気分を楽しむためだけに函館まで飛ぶのもあり。そんな函館『街ナカ旅』を楽しむならOMO5函館 by 星野リゾートを断然おすすめする。
ホテルの朝食ブッフェ激戦区の函館は、朝から海鮮丼や寿司やイカ飯など、とにかく充実したラインナップで知られている。屋台のようなコーナーがある「OMO5函館 by 星野リゾート」の朝食ブッフェにはお祭りに参加したようなわくわく感が・・・!
私が訪れたのは昨年12月、真冬だったけれど、海鮮やお寿司はもちろん、イカづくしなど旬の素材の期間限定メニューがずらりと並び、文字通り、お皿に盛りきれなかった。それでも全メニュー味見すべし!と焼きたてパンや肉料理を横目に、まずは和食から。
まず行くべきはスタッフが目の前で仕上げてくれる「海鮮ファイブスターズ」コーナーだろう。海鮮丼や寿司、イカ飯、イカゲソや鮭の炙り焼、そして潮ラーメンだ。昆布出汁にカニ出汁、ホタテの貝柱出汁などの海鮮の旨味がインパクトのあるスープに朝から感動。内側からじわじわじわっと体が目覚めてくるような力強さだ。
旬の素材、イカづくしに関しては実に14品のイカ料理が一堂に並ぶ「冬のイカまつり」が開催されていた。
夜にはOMOベース内のカフェでイカのつまみが提供されたり、ショップにはおみやげに最適なイカ商品が並ぶ「イカマルシェ」がオープンしたり、まさに祭りだ、祭りだ!やっぱりは~~るばる来てよかったぜ、函館!
そしてなによりもうれしいのが、朝からスパークリングワインがブッフェで提供されることだ。信じられないことにフリーフロー(飲み放題)。
これも函館のブッフェスタイルでの常識だそうで、OMOでは全国17施設のうちここだけだ。イカしゅうまい、イカの南蛮漬け、イカじゃがなどのイカづくしメニューに泡が合う!
2ラウンド目は卵料理や種類豊富なパン、フルーツなどをセレクト。スパークリングワインにオレンジジュースを注いでミモザカクテルにして楽しんだ。すでにほろ酔い。