JALが成田近隣とタッグを組んだ美味処『古民家風レストラン DININGPORT御料鶴』
『穴場』というよりも、ストレートにオススメしたいレストランが成田空港から車で15分ほどの場所にあった!
日本航空が、一見畑違いと思える“農業”に挑戦するため、成田に設立した『JALAgriport』が運営する『DININGPORT御料鶴』だ。古民家風の外観。しかし、一歩店内に入れば、一転した明るくモダンなインテリア。このイメージの変容にまずしびれる。
2025年4月号『おとなの週末』のテーマ『空港』特集的に注目したいメニューは、「JAL特製オリジナルビーフカレー」(1800円)。本来はJALの空港ラウンジでしか食べられない、ある意味、幻のカレーである。
JAL特製オリジナルビーフカレー1800円
大量の香味野菜を長時間炒めたに違いないコクのある甘さ。味蕾を刺激し、鼻腔内の細胞を興奮させまくるカミソリのようなスパイスのキレ。これはアッパークラスの乗客やマイル修行僧たちが、ラウンジで食べたことをSNSで自慢したくなるのもわかるわ……。
空港関連でいえば「御料鶴でフライト気分機内食ランチ」(1800円)という国際線長距離線で実際に提供された料理を楽しめるメニューもあるが、覆面取材した日には、残念ながら売り切れ。残念至極と思うも、その替わりに注文した品が素晴らし過ぎた。
御料鶴小鉢膳2500円
一番人気だという「御料鶴小鉢膳」(2500円)。メニューの文言をそのまま書けば“千葉県産、主に成田市に隣接する9市町の新鮮な食材や伝統料理を中心に仕立てました”である。カキフライ、なのはなポークの角煮、なめろう大和芋添え、自社農園さつまいものマスタード和えなど、目を見張る小鉢の数々。ゴハンも進めば、左党には酒も進みまくる膳。
圧巻の「グリーンサラダ」(1000円)に、ガチなイタリアンドルチェ「いちごのカッサータ」も脱帽の仕上がり。世界中の皆様に、予約しての来店を勧めたい。
写真・文/カーツさとう
■おとなの週末2025年5月号は「谷根千さんぽ」
※2025年4月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
…つづく「羽田空港や成田空港のグルメ&手土産」でも実食レポートしています。