それは「添乗員部屋」だった!破格の「7700円」でもベッドはシモンズ製
なぜ安いのか?
それはこの部屋がいわゆる「添乗員部屋」だから。旅行会社の添乗員がツアー客を引率してきたときに泊まる部屋である。団体旅行が減少傾向にある中で、こういった添乗員部屋を一般向けに販売するケースをたまに見かけるが、この宿のようにシングルルームをきれいにリニューアルし、寝具までいいものを入れているケースはかなり珍しい。
洋室は「白雲の館」にシングルベッドルームが14室、「天祥の館」にツインベッドルームが6室の全20室ある。シングルは狭いが、2022年にリニューアルされていて、トイレもきれい。客室内に洗面台もあって、泊まるには十分である。浴衣やバスタオル、浴用タオル、歯ブラシなど、通常の宿泊と同様に提供される。足袋ソックスもある。もちろん、大浴場も利用できる。
ベッドは一流ホテルで導入されている、アメリカ発祥の高級ベッド「シモンズ」製だし、掛け布団は羽毛布団。いくら安くてもコイルがバカになった古いベッドで眠るのはつらいが、このベッドは寝心地がいい。