買い食い天国は甘いものも高レベル!
谷根千エリアの楽しみのひとつが、買い食い。谷中銀座を歩くと、あちこちからいい匂いの誘惑が。行列ができていたり、道端でもぐもぐ食べている人がいたりして、まるで食のテーマパークのような盛り上がり!食欲が刺激されて、つい目に入ったものに飛びついてしまいがちだけど、周りの雰囲気に飲み込まれて手当たり次第に食べていたら、あとで「これも食べたかったのにお腹に入らない!」なんてことになりかねない。買い食いでの制覇が難しいエリアと言える。
そこで今回は桜のきれいな季節ということで、谷中霊園から巡ることをおすすめしたい。谷中霊園の桜並木を愛でたあとは、すぐ近くに位置する「YANAKAapartment」内にある『spiq』へ。繊細でシンプルなお菓子は甘いもの好きの注目を集めている。
続いて三崎坂を歩いて不忍通りを目指すと、ヘビのようにくねくね曲がっていることから“へび道”と呼ばれているおもしろい路地が。曲がり角の手前にある『ataruBAKE』でマフィンを買ったあと、奥に少し進むと『LOG&LOG』を発見。
その先にチュロスカフェの『pasele』が住宅地に溶け込むように立っていて隠れ家を見つけた気分で歩くのも楽しい。『pasele』はチュロスがメインというチャレンジャーな店だが、地元の常連客も多いとか。そんな地元民に支持されるレベルの高い店が生き残っていくのだ。
ここでひと休みもいいし、ランチを兼ねるなら千駄木駅周辺の『雨音茶寮』や『百舌珈琲店』がおすすめ。自家焙煎コーヒーとお菓子の『トイロ珈琲店』もすぐ近くだ。カフェでゆっくり過ごしたら、不忍通り沿いの『APPLEPOCKETS』に立ち寄るのも忘れずに。
最後は、満を持しての谷中銀座で買い食い!まだ甘いものがいけるなら、『asatteのジェラート』へ。商店街から逸れた小路にある民家の雰囲気にも和む。『CHAYA松緒』のお餅もあるし、名物のコロッケやいか焼き、立ち飲みにも惹かれる。もうほかのスイーツを気にしなくていいから、おなかの許す限り食べ尽くせるのだ。皆様の買い食い成功を祈ります!
※画像ギャラリーでは、カリッともっちりなチュロスの画像がご覧いただけます。
■おとなの週末2025年7月号は「さっぱり&ピリ辛で楽しむ夏の麺」
撮影/小澤晶子(『pasele(パセレ)』、『トイロ珈琲店』、『雨音(あまね)茶寮』)、大西 陽(『百舌(もず)珈琲店』)取材/井島加恵
※月刊情報誌『おとなの週末』2025年5月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
…つづく