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『月心』の冷かけすだちの素晴らしさ

肥「うん、特に冷やかけはそう思った。凛とした蕎麦ののど越しは損なわず、かけと同じツユの繊細な旨みも味わえる。せいろとかけの良さを両方楽しめるというのかな。中でも『月心』の『冷かけすだち』は素晴らしかった。極薄すだちを蕎麦と一緒に味わえるのも楽しくて、かなりの量が乗ってるけど全部食べちゃう人もいるんだって」

本「専門店ではないからこそのオリジナリティが楽しかったのは『nichi nichi』。蛤ダシのツユなんです。まぜ蕎麦に使う“真鯛節”もおいしい!」

『nichi nichi(にちにち)』蛤出汁、生ノリ粗挽き蕎麦1300円

『nichi nichi(にちにち)』蛤出汁、生ノリ粗挽き蕎麦 1300円 蕎麦は粗挽き、七三の割合。ダシは飲み干せる旨さ

菜「ご当地の蕎麦も取材してたよね、どうだった?」

本「山形の『肉そば』を提供する『みたて』はオーナーさんの『故郷に貢献したい』という気持ちも素敵で。蕎麦も製麺所と共に試行錯誤で作り上げたというだけあって、かなり太めなのにスープによく絡んでびっくり。『和み』は会津山都町発祥という『水そば』。氷水に入った蕎麦なんですけど、まず何も付けず、そしてツユに付ける前に塩や蕎麦味噌を乗せて食べるのも美味でした」

肥「へえ、でも何で氷水に入れるようになったんだろ」

本「店主の話では……ある店のまかないで、茹でてから時間が経った蕎麦が引き締まるよう氷水に入れて食べていたそうです。それを見たお客さんが『同じようにして食べたい』と要望したことで生まれたとか(諸説あり)」

戎「うどんもご当地系でいい店ありましたよ。埼玉在住うどんLOVERの僕としては武蔵野うどん推し。『麦といっぽ』は過去に紹介した埼玉県川島町『本手打うどん庄司』のグループ店なんですが、その川島町のご当地うどん『すったて』が東京で食べられるんです。群馬『ひもかわうどん桐生』も口の中がうどんで覆い尽くされるのがたまりません!」

『武蔵野うどん麦といっぽ』すったて(冷や汁)うどん1050円

『武蔵野うどん 麦といっぽ』すったて(冷や汁)うどん 1050円 農家が採れたての野菜を薬味に、暑い夏にスッと食べれるようにしたのが始まりとか

菜「気合い入ってる(笑)」

戎「そりゃそうです、久々のうどん担当でテンション上がりまくり♪掲載店のほぼ全店リサーチ&食べました!」

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