生産は現在存在しない村山工場
7月15日に日産は、追浜工場は2027年度末(2028年3月)、日産車体湘南工場は2026年度にそれぞれ生産を終了すると発表し話題になっているが、初代ステージアはスカイラインなどと同じ村山工場で生産。
しかし2001年にカルロス・ゴーン氏による『日産リバイバルプラン』で村山工場が閉鎖となった後はFR系モデルの生産は栃木工場に移管された。
3ナンバー専用ボディのステーションワゴン
初代ステージアは全長4800×全幅1755×全高1495mmでホイールベースはR33型スカイライン、C34ローレルと同じ2720mm。レガシィツーリングワゴンが全幅1695の5ナンバーサイズを3代目まで死守したのに対し、初代ステージアは全幅が1700mmを超える3ナンバー専用ボディが与えられた。
搭載されるエンジンは、すべて直列6気筒(RB型)で、2.5LのNA(190ps/23.5kgm)とターボ(230ps/28.0kgm)、2LのNA(130ps/17.5kgm)の3種類。2.5LはDOHC、2LはSOHCだった。これ組み合わされたトランスミッションは4速ATのみ。
一番人気は4WDターボ
ステージアはスカイライン、ローレル同様にエンジンを縦置きにする後輪駆動(FR)と4WDをラインナップ。当時はハイパワーモデルの需要が高く、レガシィが2LターボのGTを登場させて人気上昇したのと同様にステージアも2.5Lターボが一番人気だった。
2.5Lターボの駆動方式は4WDのみで、レジャーなどでの悪路、雪道などの走破性を考慮して、スカイラインがアテーサE-TSに対して、より緻密にトラクションを制御できるスノーシンクロモード付きアテーサE-TSへと進化させていた。そして日産は、「100分の1から1000分の1の技術へ」のキャッチコピーで高性能をアピール。