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久留米生まれの“どトンコツ”は“ずんだれ”で

「魁龍 博多本店」がラー博に出店した2001年当時、ここまで超濃厚なとんこつラーメンは、“世界じゅう探してもないだろう”という結論に至りました。そこで、通常の濃厚とんこつラーメンと差別化するうえで“どトンコツ”という言葉で表現しました。この言葉が「魁龍 博多本店」のすべてを表していると思います。

「魁龍 博多本店」のスープに使用するのは、豚の頭と背脂だけ。昔ながらの鉄の大釜で、豚頭を焦がさないように付きっ切りで、ひたすら煮詰めます。徹底的に煮詰めるため、ひと釜で仕上がるスープはわずか50杯分なのです。

久留米ラーメンの伝統を受け継いで、ひたすら煮詰めるスープは創業以来の注ぎ足し方式。「一風堂」がラー博を卒業するにあたり、強い推薦を受けた

もう一つの秘密は、創業以来、注ぎ足し続けてきた呼び戻すタイプのスープ。完成したスープをベースに、豚頭と水を加え、新しいスープの仕込みを行います。こうすることで、熟成されたスープと若いスープが絶妙なバランスを醸し出し、こってりと濃厚ながらも、豚骨本来の旨みが生きた、マイルドな口あたりのとんこつスープができ上がります。

ラー博30周年企画では、骨粉まで砕かれたスープに進化=2023年

麺はスープとのバランスを考えて、2日間寝かせた低加水で中細のストレート麺を使用。具は、久留米の昔ながらのスタイルを踏襲し、チャーシューの細切り、メンマ、青ネギ、そして海苔をのせるときは細長い海苔と、いたってシンプル。

麺は2日間寝かせた中細のストレート麺。博多のとんこつラーメンよりやや太く、“ずんだれ”というやわらかくゆでた状態がおすすめ
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ラー博30周年での2週間限定出店の理由
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おとなの週末Web編集部
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