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ラー博30周年での2週間限定出店の理由

そんな伝統のラーメンですが、店が博多にあるため、お客さまは博多ラーメン同様に「バリカタ」「粉おとし」と、注文時に麺の好みを要望される方も多くいます。そのたびに森山さんは、「うちのラーメンはスープとのバランスを考えると“ずんだれ”がベストです」と、お客さまに“ずんだれ”をおすすめしています。

“ずんだれ”とは九州の方言で「だらしがない」「しまりがない」というような意味合いで、ラーメンにおいては“やわらかく、ゆでた麺”という意味合いです。おいしい状態で食べてもらいたいからの、声がけだそうです。

店の前ののぼりにもおすすめの食べ方「ずんだれ」の文字が躍る

新横浜ラーメン博物館30周年企画「あの銘店をもう一度」では、通常3週間が出店期間ですが、2023年9月19日から出店した「魁龍」は2週間限定の出店でした。スープを徹底的に煮詰めるため、ひと釜で仕上がるスープは、先にふれたようにわずか50杯分ほどです。そのため、ラー博に来店されるお客さまの人数分を提供するには2週間が限度だったのです。お互い歳を重ねましたが、私から見るとよい意味で何一つ変わっていません。これからも、森山日出一さんらしさを貫き通してほしいですね。

■魁龍 博多本店

[住所]福岡県福岡市博多区東那珂2-4-31

久留米ラーメンの流れをくむ「魁龍 博多本店」  
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『ラー博30年 新横浜ラーメン博物館 あの伝説のラーメン店53』『ラー博30年 新横浜ラーメン博物館…
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おとなの週末Web編集部
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