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クルマ×ゼネコン コペルニクス的発想を持つ2社が運命的なコラボを実現

マイクログリッドシステムの概略図。再生エネルギーによって生じた電力を効率よく配分するとともに、非常時には独立した電力供給源ともなる

というのも、通常のマイクログリッドシステムは設置されるものであり、動かないもののハズなんです。少なくとも前田建設さん的には、そう思っていたと思われます。何を隠そう、私もそうでした。でも前田建設さんは震災復興の経験から電気が動く価値を感じていました。

もちろん、ダイハツさんは自動車という動くものを作っているメーカーです。このコンビだからマイクログリッドシステムだって動いたっていいんじゃない? という発想がしやすかった。

というのも、ダイハツはBEVを作っていて、つい先日もe-ハイゼット カーゴやe-アトレーというBEVを送り出したばかりであり、その際にもそういう構想はあったそうで、実はe-ハイゼット カーゴには今後の発展性を考えて、積めるだけ電池を積んでおいたと言いますから、先見の明がありますよね。

今までもV2Hに対応し外部給電できるBEVは、超マイクログリッドシステム的な意味合いはありましたけれど、その先それを超えることを考えて電池を積んでおいたという考え方に感銘を受けました。

柔軟な発想とたしかな実績を築いてきた両社だからこそ実現したコラボ。実験用コンテナにはダイハツと前田建設のロゴが掲げられている

そして、そんな両社が自動車技術会の講演会で出会うわけですが、その時出会ったのは前田建設さんの中でもファンタジー営業部という部署。

マジンガーZの格納庫、宇宙戦艦ヤマトの発進準備工事、銀河鉄道999の地球発進用高架橋等々の御見積を発表したり、機動戦士ガンダムについては、先日まで横浜にあった動く機動戦士ガンダムを実際に手掛けられていたという、面白いこと……いや突拍子もないことやろうぜ事業部だったのです。

新しいことをすることに、まったく抵抗がない部署であるからして、今回は前田建設さんからダイハツさんにお声がけをし、異業種コラボレーションとなったんだそうです。

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廃校を活かした実験場とハイブリッドシステムの応用
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『おとなの週末』Web編集部
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