タウンエースとライトエースの関係
トヨタの商用1BOXの頂点はハイエースで、ハイエースの欧州版とコンポーネントを共用していたグランビアが1BOXミニバンの頂点。タウンエース/ライトエースは、ハイエースの弟分で、その乗用モデルのワゴンは扱いやすいジャストサイズで人気だった。
タウンエースとライトエースは少々複雑な関係にある。タウンエースは初代(1976~1982年)、2代目(1982~1996年)と代を重ねたのに対し、ライトエースは、初代(1970~1979年)、2代目(1979~1986年)、3代目が1985年に登場。それぞれ独立したモデルとしてモデルチェンジをしてきたが、タウンエースの1992年のビッグマイチェンを機にライトエースはタウンエースとコンポーネントを共用することになり1992年に4代目が登場。
ワゴンモデルにノアのサブネームが付けられたのは、タウンエースは3代目、ライトエースは5代目ということになる。このタウンエースノア、ライトエースノアこそ、現在大人気のノア/ヴォクシーの源流だ。
初代ステップワゴンの5カ月遅れでデビュー
前述のとおり、短いボンネットの下にエンジンを搭載するフロントエンジン1BOXレイアウトを採用し1996年10月にデビュー。現在でもライバルである初代ホンダステップワゴンが1996年5月デビューだから、ステップワゴンの5カ月遅れで登場となった。一方バネットセレナは1994年のマイチェンを機にバネットの名前が外れセレナに車名変更していた。
サブネームであるノア(NOAH)は優しい語感の人名(英語)に由来しているようで、ノアの箱舟とはまったく無関係だという。
5ナンバーのジャストサイズ
ボディサイズは全長4435×全幅1695×全高1935mmで、5ナンバーサイズということで扱いやすかったのも人気の要因。
曲線、曲面を融合させたエクステリアデザインは現在のオラオラ系のノアに比べるとかなりおとなしく飾り気もない。ボディサイドにキャラクターラインを入れるなどの処理を施していたが、ボクシーで無骨なのが個性となっていたライバルの初代ステップワゴンよりノアのほうが地味に映った。
タウンエースノアは2本の横バーグリル、ライトエースノアはハニカム調グリルがそれぞれ与えられ差別化されていた。また、ライトエースにはプロジェクターフォグランプが装着されるなど、スポーティに仕上げられていた。






