つるりとしたのど越しとダシ香るツユでたぐるところてん『つる瀬湯島本店』@湯島
湯島天神近くにあって、創業昭和5年の老舗。看板の豆大福はもちろん、上生菓子や夏の麩まんじゅうなども有名だ。店頭に小豆や砂糖、赤えんどう豆など、主だった素材の内容を掲げるなど、実直な姿勢も長く愛される由縁だ。
「添加物や防腐剤などは使わず、シンプルな材料で作っています」とは3代目当主の田邊卓さん。
夏、かき氷が始まる喫茶では「ところてん」もおすすめだ。二種類のお酢を合わせ、鰹ダシと醤油で作ったツユは香り良くまろやか。
ところてん620円
酸っぱいお酢は苦手という人にも、ぜひとも味わって欲しい。このところてん、実は自家製ではなく専門店から仕入れるが、天草を丁寧に煮出したその品質は折り紙付き。つるりとのど越しがよく、そこに添えられた上質な金ごまをたっぷり。これがたまらない。
変わらぬ味を守り続ける老舗の仕事に、心もほっとゆるむ。
店主:田邊卓さん「店頭で販売のお菓子も喫茶室でご注文いただけます」
[店名]『つる瀬湯島本店』
[住所]東京都文京区湯島3-35-8コア湯島1階
[電話]03-3833-8516
[営業時間]9時半~19時、日・祝:~18時(喫茶:11時~17時半LO)
[休日]月(祝日の場合は営業、翌火休)
[交通]地下鉄千代田線湯島駅4番出口から徒歩1分
旬を大切にした和のアフタヌーンティーが涼を運ぶ『逗子茶寮 凛堂』@逗子
雑多なビルの一角で、ここだけ静謐な世界。手入れの行き届いた店内、季節の花木、茶を煎じる亭主の所作もきれい。まさに現代の茶室である。厳選した茶葉を用い、丁寧に旨みや香りを抽出した日本茶をいただけば、暑さがすっと和らぐよう。だけど、目当てはそれだけにあらず。
季節や二十四節気ごとの生菓子がいいのだ。旬を写しつつ、ときに酒やスパイスを取り入れたり。自由な発想で作る菓子は楽しく、取材時は、キウイとココナッツの錦玉羹、コリアンダーが香るパイン大福だったり、節気菓子には瀬戸内レモンが潜み、快い味わいに心をときめかせた。
茶然5500円
7~9月には氷菓子も登場。もちろん、ただものじゃない。旬の果実をブレンドした玉露を楽しんだ後、茶葉を果肉とともに液体窒素で凍らせて味わう驚きの涼味。旬果の香りと茶の凝縮感が口中に充満する新体験をぜひ。
淹茶師・亭主:山本睦希さん「お茶に生菓子、点前で、季節を感じてもらえたら」
[店名]『逗子茶寮 凛堂』
[住所]神奈川県逗子市逗子5-1-12カサハラビル逗子2階
[電話]046-870-3730
[営業時間]12時~16時半(16時LO)、17時半~24時(23時半LO)※17時半以降はバータイム
[休日]不定休
[交通]京急逗子線逗子・葉山駅北口から徒歩1分、JR横須賀線逗子駅東口から徒歩2分
撮影/貝塚隆(Irodori、soie、伍、つる瀬)、鵜澤昭彦(凛堂)、取材/岡本ジュン(Irodori、soie、伍、つる瀬)、飯田かおる(凛堂)
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
※画像ギャラリーでは、涼を呼ぶ絶品スイーツの画像をご覧いただけます
※月刊情報誌『おとなの週末』2026年8月号発売時点の情報です。

■おとなの週末2026年8月号は「ぶっかけと冷やかけ」




































