なぜ、あえて「あんぱん」をビールにしたのか
近年では、パンに合わせてビールやワインを楽しむ「パン飲み」が注目を集めているが、クラフトビールの醸造に乗り出すパンメーカーはそう多くはない。そんな中でなぜ、「あんぱん」をビールにしようと思ったのか。
開発のきっかけには、「日本のパン文化をもっと豊かに」という想いがあったという。そのなかで、年間約464万トン(令和5年度の推計)にものぼる国内の「食品ロス」課題を受けとめ、改善に取り組んだ。
これまでは、動物の飼料として活用したりしていたが、今回は「あんぱんの端材」をクラフトビールの醸造にアップサイクルすることで、消費者に喜ばれる形で課題解決につなげたい考えだ。
『木村屋總本店』代表取締役社長の木村光伯さんには、「パンを焼けば必ず出る端材を、 捨てずにもう一度おいしさへ。 奇をてらうのではなく、私たちのパンや料理に自然と寄り添う一杯を目指した」という想いがあったそう。
「三浦ペニンシュラビール」の代表・廣瀬静佳さんはビール開発について、こうコメントした。
「あんぱんのパン生地でビールを醸す、と最初に伺ったときは私たちも驚きました。 けれど木村屋さん のパンには酒種という発酵の文化が息づいていて、お酒と響き合う土台がありました。難しかったのは、あんぱんらしい香りを残しながら、料理の邪魔をしない軽やかさに着地させること。試作を重ね、パンの風味・桜・塩味のバランスを少しずつ整えていきました。 三浦半島の小さな醸造所として、これからも素材を大切に、飲んだ方にそっと寄り添う一杯をお届けします」
「桜あんぱんビール」は、8月1日から『木村屋總本店 銀座本店』2階のレストラン『喫茶木村家』で、樽(生)での提供を開始する。今後、店頭販売も視野に準備中だという。さらに、今後は別のパンを再利用した新たなビール造りも計画しているそう。
暑い夏に、桜が香る軽やかな味わいのビールを食事とともに楽しんでみてはいかがだろうか。
桜あんぱんビール
提供開始:2026年8月1日(土)
価格:1100円(330ml)
アルコール度数:4.0%
場所:銀座本店2Fレストラン『喫茶木村家』(東京都中央区銀座4-5-7)
営業時間:10時~20時(19時LO)
定休日:無休
電話番号:03-3561-0091








