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Occupied Japanのカップで至福のティータイム

府庁旧本館の設計者・松室重光の名をつけた「重光」800円、自家製のフルーツタルト700円

salon de 1904は、京都三大老舗コーヒー店の「前田珈琲」が運営しています。おすすめのコーヒーは、salon de 1904限定の「重光(しげみつ)」800円。前田珈琲の看板ブレンド「龍之助」と同じく、産地・格付け・特定生産地域(コロンビア・スプレモ・アピア)を厳選したシングルオリジン豆を、重光のために特別に焙煎した贅沢な一杯です。チョコレートのような香りとやわらかな甘味、穏やかな酸味を楽しめる一杯です。長崎の波佐見焼で、色彩豊かな「色絵祥瑞珈琲碗」のカップで提供してもらえ、室内の雰囲気にもぴったりです。

紅茶セット1200円。自分で注ぐので、お茶をいただく前にカップの底を鑑賞して

salon de 1904で、ぜひいただきたいのが「紅茶セット」1200円 。セイロン、アールグレイ、ダージリンから選べ、本日の焼き菓子が付き、提供されるカップが「Made in Occupied Japan(オキュパイド・ジャパン)」なのです。1945(昭和20)年の終戦後、日本から海外へ輸出される物に「占領下の日本製」を意味するこの表示が1947年から義務づけられました。およそ5年間しか生産されなかったため、コレクターの間でも人気のアンティーク食器です。

カップの底に浮かぶ芸妓さん

飲み干したカップの底を光に透かすと、芸妓さんの顔が浮かび上がります。陶器の薄いところは明るく、厚いところは暗くなることを利用した、濃淡で絵柄を描く透かし彫りの技法です。戦後の混乱期に発揮した、日本の職人の並外れた技術と意気込みを感じることができます。またアメリカやカナダなどで大切に使われていた物が日本に帰ってきて、そのカップで紅茶をいただいていることに、店内のアンティークな雰囲気も相まって、不思議な感覚を覚えました。

ご案内いただいた店長の荒谷さん

フードメニューも充実していて、ミニサイズのスパゲティ、サンドイッチ、カレー、ローストビーフ丼などから1品と好きなドリンク1杯で980円、フード2品で1400円の「選べるランチ」がおすすめです。午前11時頃から混み始め、ランチタイムは府職員の皆さんで賑わうので、ゆったり過ごすなら、開店の朝8時から11時、午後2時以降が比較的空いていておすすめです。

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意匠と歴史を間近で堪能できる重文の京都府庁旧本館
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寺田 鳥五郎
寺田 鳥五郎

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