さぬきらしさを感じる中華そば
そこで「中華そば」と、普段はあまり注文しない「煮玉子」(140円)を何となくトッピングすることにした。実はこの判断が後に大当たりだったと気づく。「チャーハン」は並(650円)と大(900円)、半チャーハン(450円)があり、並を選択した。
まず、目の前に運ばれてきたのは「中華そば」。褐色のスープの中央に盛られたねぎとナルトが映える美しいビジュアルに、思わずため息が出てしまう。立ち上る湯気とともに、さぬきうどんを彷彿とさせるイリコの香りが鼻腔をくすぐる。
たまらなくなってスープをひと口。うーん、沁みる。ベースは鶏だと思うが、魚介のダシとのマッチングがいい。そして醤油のコクと、ほのかな甘み。これぞさぬきの中華そばである。塩味の「若松ラーメン」よりも、「中華そば」のほうがこの土地で生まれた必然性のようなものを感じた。
麺は中太のストレート麺。さぬきうどんにインスパイアされたのか、のどごしが良く、噛むと小麦の味と香りもしっかりと感じる。何よりスープとの相性が抜群だった。分厚いメンマや大判のチャーシューからも丁寧な仕事ぶりが伝わってきた。
中華そばが出されてすぐに「チャーハン」が運ばれた。中華そばのあっさりとしたイメージとは対照的に、こちらはこってり。店内の照明が反射するほどの油で、米粒がしっかりとコーティングされている。




