「澄み切った一杯が濃厚王国の景色を変える。和歌山に吹く、新たな風」和歌山県・紀の川市『麺屋 夢風』
最後は審査員・尾瀬さんが推薦する、和歌山県・紀の川市の『麺屋 夢風』をご紹介。
尾瀬さんは「澄み渡るスープは、鶏や魚介などの素材を巧みに調和させ、実に深い味わいを形成。派手さとは無縁でありながら、次第に意識は一杯だけに向かい、終盤には忘我の境地にすら至る」と称賛の声を挙げる。
大阪・高槻の名門グループの創業者が、自身が求めるラーメンを追求するため、故郷の地で2024年1月に開業。今もなお、理想の一杯を日々更新している。
3種の地鶏や合鴨、煮干しなどを独自の製法で炊き上げるスープは、クリアな見た目ながら奥深い味わい。やわらかな魚節の香りに、鶏や魚介の力強くもまるみのある旨みが重なり、のど越しの良い自家製麺との一体感も見事。
定番のほか、桃や柿など、和歌山ならではの豊かな実りをいかした限定メニューにも注目だ。
■『麺屋 夢風』
[住所]和歌山県紀の川市名手西野382
[電話]なし
[営業時間]10時半~13時半LO(売り切れ次第閉店)
[休日]月、火、水
[交通]JR和歌山線名手駅より徒歩7分
今回紹介した3杯に共通するのは、派手さだけでは語れない、その土地に根づいた味わいだ。旅先で偶然出合った一杯が、いつまでも記憶に残る――そんな経験もラーメンの楽しみのひとつだろう。
『TRYラーメン大賞全国版 審査員の心に残る最高の一杯 129』では、TRY審査員が全国各地で出合った「心に残る一杯」をさらに紹介している。次の旅では、あなたにとって忘れられない一杯を探してみてはいかがだろうか。







