「10月25日」。今日は何の日でしょう?答えは「世界パスタデー」!
日本で生まれたパスタ料理の代表「ナポリタン」
1995(平成7)年10月25日に、イタリアのローマで「第1回世界パスタ会議」が開催されました。これを記念して、1998年に「World Pasta Day」として国際記念日に制定されました。
イタリア料理では欠かすことのできないパスタ。一口にパスタと言っても、スパゲッティ、ペンネ、ラザニアなどなどさまざまな形状があり、イタリアの地方独特なものも合わせると、その数約650種類にも及ぶと言われています。
私たちがよく知る乾燥パスタが誕生したのは12世紀。当時、シチリア島北西部のパレルモに最古とされる乾燥パスタ工場があり、「イトゥリア」と呼ばれる「糸のような乾燥させた食べ物(乾燥パスタ)」を製造していました。その後、16世紀半ばナポリで起きた飢饉がきっかけとなり、保存食にもなる乾燥パスタが広く民衆の間に広まっていったそうです。
日本人にとってパスタ料理と言って真っ先に思い浮かぶのは「ナポリタン」ではないでしょうか。イタリア南部ナポリ地方のトマトソースを使ったスパゲッティが原型と言われたり、その発祥については諸説あるようですが、ケチャップで炒めた昔懐かし喫茶店の「ナポリタン」は、戦後、横浜で誕生したとされています。玉ねぎ、ピーマン、ソーセージにマッシュルーム。そう言えば、生ではないニュッと柔い缶詰のマッシュルームが使われていたのが日本ぽかった(笑)。
「暗殺者のパスタ」って?ユニークなネーミング
パスタについていろいろ調べていたら、面白いネーミングのメニューがいくつか出てきました。卵・ニンニク・チーズで作る「貧乏人のパスタ」、オリーブ油、ニンニク、唐辛子さえあればなんとかなるという意味の「絶望のパスタ」、スパゲティを茹でずにオリーブ油で焼きつけてからトマトソースで煮込む「暗殺者のパスタ」。思わず苦笑いが出るネーミングですが、作ってみたら意外とおいしいかも!
10月25日の「世界パスタデー」にぜひ!