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今は世界的にも日本でもSUVカテゴリーの人気が高い。日本国内の新車販売台数に占める小型/普通乗用車の割合は30~40%に達している。以前はミニバン人気が物凄かったが、最近はSUVの販売台数が突出している! ミニバンの強みは「3列目シート」があることだが、SUVにもそれが備わるモデルが数台ある。「3列目シートがおすすめ」の国産モデルを紹介していこう。

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SUV人気の理由は、タフでスタイリッシュなデザインに「大径タイヤ装着」

SUVカテゴリーの代表的な一台、2025年5月に発表されたトヨタ新型RAV4のGRスポーツグレード。SUVはこのクルマのように大径タイヤを装着することが一般的で、その視覚効果もあり見た目がスタイリッシュでカッコよく、存在感も増す!

SUVが人気となっている理由は、デザインのカッコよさと実用性の両立だ。SUVの「祖先」ともいえるクロカン車は、もともと悪路を走破できる作業車として誕生したから、セダンやワゴンよりも全高が高い。それに加え、ボンネットフードは厚みがあり、大径タイヤを装着しているから、外観から存在感が漂う。

全高の高さは車内の広さにもつながり、ほとんどのSUVが4名で快適に乗車できて、荷物を多く積めるうえに積みやすいのも特徴。このように優れた実用性と外観の魅力を兼ね備えたカテゴリーはほかにない。

こちらも登場したばかりのSUV、スバル新型フォレスター。フロント部のボンネットフードに厚みがあり、タフな印象を与える。雨の日の走りも、このようにサマになる!!

そして、広い車内のパッケージングを活かし、3列目シートがあるSUVも少しずつ増えている。乗車定員は6~7名になるが、そもそも3列目シートがあるミニバンとは造りが異なる点は留意したい。

ミニバンは多人数乗車の機能を重視するから、床が3列目シートまで平らの構造。車内で移動しやすく、3列目の床と座面の間隔も相応に確保されているから、「膝が極端に持ち上がる窮屈な着座姿勢」になりにくいのが大きな利点だ。

ミニバンカテゴリーで人気のホンダステップワゴンAIR。 一般的に、ミニバンはこのように床が平らになっており、快適性は高い。写真でもわかるが、2列目シート、3列目シートは座面を少しずつ上げた「シアターレイアウト」構造。後ろの乗員ほど見晴らしをよくする工夫を取り入れている

一方、SUVの床面は平らな造りになっていない。燃料タンクやリヤサスペンションの配置により、3列目シートの床は1~2列目よりも大幅に高いのが通常の構造。3列目に座ると、膝が大きく持ち上がる場合が多い。

ミニバンに比べると3列目シートの居住性が大幅に下がるSUVだが、なかには「快適さを得られる3列目シート」が備わる国産SUVもある。3モデルを紹介したい。

着座姿勢をとり、前のシートと自分の膝のスペース(距離)を「コブシ」で計測する、著者・渡辺陽一郎氏。コブシで車内の快適性をチェックするのも、渡辺氏の真骨頂!(※写真のクルマは今回紹介するクルマではありません)
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3列シート専用SUVがある一方で、「30分が限界」のSUVも……ある!
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渡辺陽一郎
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