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クルマメーカーのダイハツと、ゼネコン大手の前田建設が「動くマイクログリッドシステム」の実証実験を進めている。名前だけではピンとこないかもしれないが、これは「再生可能エネルギーを活用した”移動可能”な独立型の電力供給システム」だ。実は、この少し珍しい技術が、災害時の被災地や地方の暮らしを支える力になる可能性があるのだ。今回は、一見すると接点がなさそうなふたつの業界による注目のコラボをお届けする。

文:竹岡圭/写真:小林岳夫

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これからの社会を支えるスマートグリッドってなに!?

廃校とダイハツのeハイゼット カーゴを利用し実証実験を行う姿。体育館前のコンテナからケーブルがクルマに伸びている

最近至るところで目にする「スマートグリッド」という単語ですが、改めて調べてみると「IT技術によって電力の需要・供給を把握し、効率よく送電する送電網のこと。太陽光や風力などの不安定な再生可能エネルギーを効率的に配分し、停電防止や省エネを実現する賢い仕組み」という回答が出てきました。

もうひとつ「マイクログリッドシステム」という単語は、一定の地域(工場、病院、街区などの小単位)に、太陽光や風力を使った小規模な発電施設を作り、大規模発電所に頼りきらずともエネルギーの地産地消システムができる仕組みのことと出てきます。

通常は大手電力会社から購入した電気と、再生可能エネルギーを効率よく利用し、非常時には一般的な送配電ネットワークから独立して地域内で発電した電力を供給するシステムになります。

この仕組みを、自動車メーカーであるダイハツと、ゼネコン大手の前田建設がタッグを組み、新しく「動くマイクログリッドシステム」を作ったというのが、今回のいちばんスゴイぞ!ポイントです。

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クルマ×ゼネコン コペルニクス的発想を持つ2社が運命的なコラボを実現
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『おとなの週末』Web編集部
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