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『江戸蕎麦手打處 岩ぶち』@両国

かき南蛮(1400円)
大ぶりの牡蠣がごろっと入る。温蕎麦でもしっかりとしたコシを感じられる

技と経験に裏打ちされた蕎麦とつまみ。でも気軽に、楽しく

『岩ぶち』の夜は近所のお馴染みさんでにぎわっていた。手書きボードには本日のおすすめのつまみがズラリで、日本酒の揃えもセンス良し。居酒屋のような気取らない風情も心地いい。とは言っても店主は江戸期創業の「あさだ」出身で、確かな技をさりげなく詰め込んでいる

つなぎ1割で打ち、香りものど越しもよい

細すぎず、太すぎずのちょうどよい塩梅の蕎麦は、自身が惚れ込んだ赤城山麓産をブレンドし甘みと香りを引き出した。天ぷらは専門店顔負けのネタを揃えゴマ油の香りの衣で包み込む。

揚げ餅蕎麦(1000円)
煮た玉ネギやワカメ、キュウリなど多種類の具材をのせ食感も楽しめる 
合鴨ロース赤ワイン煮(奥 800円)天婦羅盛り合せ(手前 1400円)
(奥)赤ワインのタレに浸けながら低温調理。味を含ませると共にしっとり仕上げる(手前)店主が豊洲に足を運んで目利きした魚介や旬野菜がつく。この日はキス、ワカサギ、下仁田ネギなど 

どれも実直な旨さに満ちていて、この先ずっと愛される町蕎麦になること間違いなしだ。

『江戸蕎麦手打處 岩ぶち』

[住所] 東京都墨田区両国3-21-7
[電話] 03-6240-2433
[営業時間] 11時半~14時半(14時LO)、17時~22時(21時半LO)
[定休日]不定休
[アクセス] JR総武線ほか両国駅東口から徒歩2分

撮影/小島昇、小澤晶子(遊香里荘)、西﨑進也(岩ぶち) 取材/菜々山いく子

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おとなの週末Web編集部
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