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旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは旬の食材の魅力をご紹介します。旬のものをたくさん食べて、体の内側から健康に、きれいになりましょう!

文/おと週Web編集部、画像/写真AC

【今月の旬食材は?】いま1年で最も旨い魚と野菜

夏のなすはみずみずしさを楽しむ、秋のなすはトロリとした甘みを楽しむ

なすは旬の時期が長く、6月あたりから10月頃までが旬。夏の暑い時期に収穫されるなすはみずみずしく、皮は少し厚めでパリッとした食感が楽しめます。いっぽう、秋に収穫されるなすは皮が薄くやわらかで、種が少なめ、甘みが強くなります。

「秋なすは嫁に食わすな」という言葉を聞いたことがあると思います。これは、秋なすが美味しいので嫁には食べさせないという嫁いびりの言葉であるというのが有名ですね。逆に、なすは体を冷やすので、出産を控えたお嫁さんの体が冷えてしまわないようにといういたわりの心を表す言葉であるという説も。他にも、なすには種が少ないので、子種がなくなると、縁起をかついだ言葉であるという説もあります。

いずれにせよ、なすがいかに昔から日本人に愛されてきた野菜であることがわかりますね。

なすは焼いても、煮ても、炒てもよし、和・洋・中、どんな調理法でも美味しくいただくことができるのが特徴です。

夏のなすは皮が厚めで実が詰まっているため煮崩れしにくいので、ラタトゥイユやカレーやスープの具材、麻婆なすにするのがおすすめです。いっぽう、秋なすは皮がやわらかで甘みがあるため、素材そのものの旨味を味わえる、煮びたしや焼きなすなどがおすすめです。

美味しいなすの見分け方

持ってみてずっしり重たく、皮の色が濃く、シワが寄ったりしていないハリとツヤがあるものが美味。また、ヘタの切り口がみずみずしいもの、ガクが乾燥していたり、しなびれているものは鮮度が落ちているサインです。

切った時に種が茶色や黒になっているのは傷み始めているサインです。ただし、腐ったりしているわけではないので、食べても問題はありません。

なすの注目栄養素

なすの皮の紫の色素にはアントシアニンというポリフェノールがたっぷり。そのため、健康のためを考えるなら皮もしっかり食べたいところです。

アントシアニンは他に、ぶどうや、ブルーベリーなどに豊富に含まれる成分です。アントシアニンは強い抗酸化力を持つ成分で、抗がん作用、生活習慣の予防効果が高く、さらに活性酸素を除去して老化の進行を遅らせる働きを持ちます。また、目の健康をサポートする成分としても知られています。

旬のなすは紫の色素が濃いため、アントシアニンの含有量も多いと言われています。

また、なすにはコリンエステルという血管を拡張させたり、神経の興奮を収める働きを持つ成分の含有量が他の野菜とは比較にならないほど多いということが医学的に証明されています。なんと、「高知なす」は血圧改善効果がある食品として機能性表示が認められているほどなのです! そのため、血圧高めの人や、イライラしやすい人は、なす料理を毎日の献立に取り入れることをお薦めします。

「立秋」なす漬けを楽しむ【週末手しごと 酒肴二十四節気】その16

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おとなの週末Web編集部
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