【歴史を検証】本場・中国でも酢豚にパイナップルを入れる?
酢豚は、広東料理の「古老肉」(グーラオロウ)がルーツ。保存用の設備が充分ではなかった時代、豚を一頭さばいて、少しずつ食べていくうちに、ちょっと古くなった肉を美味しくいただくために、ケチャップまたはしょうゆ、酢、砂糖などを使って甘酢味にしたのが始まりだと考えられています。
「日本人がアレンジして酢豚にパイナップルを入れたのでは?」と思われるかもしれませんが、最初にパイナップルを入れたのは中国人。欧米の影響が強い香港や上海などで、欧米からの要人をもてなすために、古老肉に当時高級だったパイナップルをプラス。もともとの甘酢にパイナップルの甘酸っぱさがマッチし、根付いたのだとか……。
このいわれの真偽は定かではありませんが、パイナップル入り酢豚の発祥が中国であることは事実。中国語でパイナップルは「菠蘿」。「菠蘿古老肉」(ボールオグーラオロウ)という名のパイナップル入りの酢豚が存在します。
とはいえ、中国でもパイナップル入れる派、入れない派に分かれるようで、日本と同じくパイナップルを使ったものもあれば使わないものもあるようです。
【検証結果】
酢豚のルーツは中国の「古老肉」という料理。
そこにパイナップルを入れたのは中国人で、中国でもパイナップル「あり派」、「なし派」に分かれる!
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ちなみに、中国では白いごはんはあまり食べません。主食は饅頭、麺、お粥などで、おかずオンリーの食事も珍しくないようです。白いごはんと合わせず、饅頭との組み合わせなら、ハワイアンハンバーガーのような雰囲気になりそうですね。それなら、酢豚にパイナップルはあり!?