地元の人気店で味わうラーメンとステーキ
ご当地ラーメンは多々あるが、牛骨ダシは珍しい。米子市にある『満洲味』は牛骨ラーメン発祥の店。牛骨に鶏ガラを加えて仕上げたまろやかなスープがクセになる。「途中でおろしにんにくを入れるのが私の好み。少しのびて、スープを吸った麺もおいしいのよ」と笑うのは、母からの教えを忠実に守る2代目の門脇美紀子さんだ。
鳥取和牛をストレートに味わうなら断然ステーキ! 『鉄板ふくもと』は県外からのお客も多い人気店だ。鳥取和牛の中でも、店主の福本さんが好んで使うのは黒牛だという。この牛は大山の豊かな自然の中で30か月以上かけて肥育されるため、肉にしっかり味がのっているのだ。
絶妙な火入れのステーキは噛めばジュワッと旨みがあふれ出す。昼も予約できるので、夜は皆生温泉で蟹三昧、絶品の朝食を食べて、ランチは鳥取和牛という“米子ご馳走フルコース”も夢ではない。その合間に古い街並みを散策したり、酒蔵やパフェ巡りも楽しい。米子のグルメ旅は最高においしいゾ。
『満洲味』〜奥深い旨みがスープに広がる牛骨ラーメン〜
先代が満州で食べたスープからヒントを得たという牛骨ラーメン。スープは牛骨から出る髄のエキスと鶏ガラを合わせている。中太のモチモチ麺がスープによく絡み、絶品。
塩味や辛口ラーメンなどメニューのバリエーションも多く、唐揚げとセットの定食1100円も人気だ。
■『満洲味』
[住所]鳥取県米子市西福原9-21-15
[電話番号]0859-22-9405
[営業時間]11時~18時
[休み]月曜
[席数]カウンターあり、全28席
[予約]不可
[カード]不可
[交通]日本交通バス・米原別れ下車、徒歩9分
『鉄板ふくもと』〜深い旨みと軽やかな脂 柔らかい肉質が鳥取和牛の醍醐味だ〜
店主の福本さんは「赤身の味が濃く、肉が柔らかい。焼いたときの香りもいい」と鳥取和牛の魅力を語る。
扱うのは和牛の中でも30ヶ月前後育てた雌のみ。特に大山町(だいせんちょう)で育てる鳥取和牛・大山黒牛にこだわっている。ステーキには奥出雲の古式醬油や黒胡椒の塩漬け、岩塩などが添えられるが、そのままでも十分においしい。
■『鉄板ふくもと』
[住所]鳥取県米子市米原1454-9
[電話番号]0859-30-4964
[営業時間]18時~21時LO、金・土11時半~13時半LO、18時~21時LO
[休み]土・日・祝
[席数]カウンターあり、全20席
[予約]可
[カード]可
[交通]JR境線後藤駅から徒歩1分