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“完璧な生”を飲んで感じる、泡は偉大なり!

続いては、『サッポロ生ビール黒ラベル THE BAR』で注がれる「パーフェクト黒ラベル」の試飲だ。まずはグラスリンサーでグラスを洗浄。

ビール好きの方なら一度は目にしたことがあるであろう「グラスリンサー」
ビール好きの方なら一度は目にしたことがあるであろう「グラスリンサー」

黄金に輝くカラン(タップ=注ぎ口)にグラスを運び、ビールを注ぎ込む。黄金色の液体が流れ込む様はなんとも美しい。

手際よくビールが注がれ、目を奪われる
手際よくビールが注がれ、目を奪われる

グラスの7割ほどビールを注いだら、次は。ミクロン単位とも言われるキメ細かい泡がビールの上に乗っかっていく。このカランにはビールとは別に泡用のカランが設置されていて横から出てくるようになっている。それをグラスのフチにあててビールに泡をのせていく。こうして繊細な泡がのってくるのだ。

グラスのフチに泡を当ててのせるように注いでいく
グラスのフチに泡を当ててのせるように注いでいく

ちなみに、ビールにダイレクトで泡をぶつけると大きな泡になってしまうそうだ。仕上がりは泡が二層状態に。これはなかなかお目にかからない。

「できたてがおいしいのですぐにどうぞ」と言われたので、写真を撮るのはあとにして、クリーミーな泡を一瞥しつつグラスを受け取るやいなやグビッ。薄張りグラスで口当たりがよくスルスルっと入り、泡が、液が、のどを伝う。くぅぅ〜旨い。

泡で閉じられていた麦芽の旨み・コク、そしてシュワッとした炭酸が一気呵成になだれ込み、余韻をほんの少し残しつつ儚く消えていく。あまりにも軽い飲み口で、すり切り420mlのグラスに並々入ったビールが一瞬でなくなってしまいそうだ。

ここで、サッポロの方から面白い話が聞けた。グラスを置いてみてください、と言われ置いてから数秒。泡が少しだけ増えていたのだ。だいたい泡は飲んでいるうちに消えるイメージがあるが、なぜ?

THE BARで注がれる黒ラベルはミクロン単位のきめ細かさを実現した泡で、口当たりのよいクリーミーな泡は細やかな霧状の泡の層を生み、飲むたびに泡が再生し長持ちします。泡が消えるとビールが酸化し味が劣化してしまうので、泡が残っているのはいいことなんですよ」

一瞬でなくなってしまいそうと言っていたが、むしろこの泡があるからゆっくり飲んでも大丈夫というわけだ。泡がそこまでの効果をもたらすとは知らなかった。偉大なり。

ということで、完飲後に撮影。これも飲んでしまいました……。なお、1杯550円
ということで、完飲後に撮影。これも飲んでしまいました……。なお、1杯550円

ちなみに、こちらでは「パーフェクト黒ラベル」のほかに、昭和初期に活躍したスウィングカランの復刻版で注ぐ「ファースト」、これらの2本の生ビールカランを使った、ここでしか飲めない「ハイブリッド」も飲める。ただし、お店で飲めるのは2杯まで。3つの黒ラベルからどれを選ぶかが悩ましいところだ。

銀座はもちろん、2023年7月13日〜8月6日の福岡2023年8月17日〜9月10日の大阪に期間限定でオープンされる『サッポロ生ビール黒ラベル THE BAR』。ぜひ“完璧な生”を体験してほしい。きっと飲む口のよさに驚くだろう。

サッポロ生ビール黒ラベル THE BAR
[住所]東京都中央区銀座5-8-1 GINZA PLACE 地下1階
[電話番号]050-5811-5682
[営業時間]14時〜22時(21時半LO)※土は11時半〜、日・祝11時半〜21時(20時半LO)
[休み]年末年始、2月第3火
[交通]地下鉄銀座線ほか銀座駅直結※A4出口に向かう通路内

サッポロ生ビール黒ラベル THE BAR FUKUOKA
2023年7月13日〜8月6日の期間限定オープン
[住所]福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1 博多活憩通り
[営業時間]13時〜22時、土・日・祝11時〜21時

サッポロ生ビール黒ラベル THE BAR OSAKA
2023年8月17日〜9月10日の期間限定オープン
[住所]大阪府大阪市 梅田駅周辺
[営業時間]13時〜22時、土・日・祝11時〜21時

取材・撮影/編集部えびす

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編集部えびす
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