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GWは、おにぎりを持って出かける方も多いと思います。外食だと不足しがちな野菜も補える”食べるスープ”でお腹を満たすのも、アリですよね。冷蔵庫に余っていた蕎麦粉などを利用した根菜たっぷりの豚汁を作ってみました。今回ポイントは、通常は副食扱いの豚汁を「主食」にしたこと。蕎麦粉を使った“すいとん”が、大きな役割を果たします。さらに、豚汁に添えるちょっとした“アイデアおにぎり”も作ってみました。考案したのは、メニュー開発やオーガニック料理店のオーナーシェフまで調理歴25年以上の料理人ライターです。

蕎麦すいとん入り豚汁(写真は滋養に良いとされるニンニク入り)

蕎麦粉を使ってごはん代わりに

休日は冷蔵庫の整理をする絶好のチャンス。業務用スーパーで買った豚肉やはまぐり、蕎麦粉があったので、主食代わりになりそうな豚汁と、プチプチとした食感のハトムギを入れたクラムチャウダー風のスープを作ってみました。蕎麦粉は、自宅で蕎麦打ちをした時に使った残り物。冷凍庫に保存してあったものです。蕎麦粉は、ネットでも気楽に注文できるほか、高級食材を扱うスーパーやパンの材料や器具などを取り扱うお店でも購入することができます。

蕎麦すいとん入り豚汁の食材 蕎麦粉は青森県の自然栽培の石臼挽き蕎麦粉を使用

【作り方の手順】

1、具材を好みの大きさに切り、豚汁用のすいとんを準備する

2、具材を火にかけて調味する

青森県の自然栽培の石臼挽き蕎麦粉 ダマにならないように「粉ふるい」でサラサラに

”蕎麦すいとん”を入れた、食べ応えのある豚汁から作ります。蕎麦すいとんは、白玉を作る要領で、お湯(または水)を入れて練るだけです。

水を入れて箸やフォークでざっくり混ぜます

使った蕎麦粉は、青森県の自然栽培の石臼挽き蕎麦粉です。お水を入れた瞬間、ふわっとそばの香りがします。

硬さは好みによりますが、耳たぶの柔らかさよりややゆるめ(この生地の水の量は粉よりやや多め)だとモチっと食感で、スプーンですくってドロドロと下に落ちるくらいまで柔らかくすると、トロンと優しい風合いになります。

耳たぶよりやや柔らかい生地

大根や人参など、根菜を炒めて昆布出汁で煮て、沸いたところにすいとんを入れます。

【耳たぶの硬さ程度のすいとんを作るときのポイント】

生地は、出来るだけ薄くした方が火が通りやすいです。

1、ティースプーン1杯くらいの生地を丸めて、中央をへこませ、両サイドから指で引っ張ると薄くなりやすいです。

2、手に生地がつく場合は、手を綺麗に洗い、乾いてから蕎麦粉をつけると、くっつきづらいです。

できるだけ生地は薄くします

中まで火が通ったら、汁の味を整えます。けんちんのように醤油だけでも美味しいですが、今回は、味にボリュームをつけたいので合わせ味噌で調味します。

【出汁入りオムレツで包んだおにぎり】

合わせるのは、出汁をたっぷり入れたオムレツにひと握りのご飯を包み、明太子やソーセージを乗せた卵が主役のおにぎり!?と、菜っぱ入りのごはんとシャケの組み合わせ。食べやすいように、今回は、ハンバーガー用の紙をカットして包みました。バーガー袋は、ネットで100枚入りで600~700円前後で購入できるほか、100円ショップでも購入できるお店があるようです。

ごはんは”だし巻きオムレツ”で少し包んで ※包み紙は、「バーガー袋」を使いました
だいこんやカブの葉と炒りごまたっぷりの玄米入りごはん
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はまぐりと野菜の旨味が溶け込んだスープ...
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大島あずさ
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