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目指したのは、誰もが楽しめる居酒屋文化の入り口となる店

『酒場食堂』をプロデュースした、ホフディランの小宮山雄飛さん
『酒場食堂』をプロデュースした、ホフディランの小宮山雄飛さん

「酒場が好き。食堂で飲むのが好き。そして、ネオ酒場も好き。ようはお酒を飲むのが好きなんですが(笑)。ネオ酒場って、渋谷に結構あるんです。まあ、東京のみならず大阪にもすごく多い。そういう店のお客さんは若者が中心。

で、僕の好きな酒場。特に下町の酒場は常連さんが多く、一見さんにはちょっとハードルが高い。誰もが利用しやすい酒場ができないだろうかと考えていたところ思い出したのが『食堂』です。昔ながらの町の食堂ってファミレスじゃないけれど、幅広い層が来て思い思いの食事を楽しんでました。

そこで、昼から飲んでよし、もちろんがっつりランチもOK買い物途中にお茶とスイーツを楽しんでもらってもいいし、夜は友だちや同僚と本気で飲んでもいい。そういう人たちの居酒屋文化の入り口になればいいなと思って『酒場食堂』を考えました」

なるほど。それで短冊メニューには、おつまみやがっつり系でなく、「令和のフルーツパフェ」や「平成のパンナコッタアラモード」というスイーツもあるのか。

短冊メニューの一部。二度見しちゃうメニュー名だ
短冊メニューの一部。二度見しちゃうメニュー名だ

「そもそも短冊メニューをたくさん貼ってる店が好きなんですよ。メニューに囲まれて飲みたいくらい。どこにいるんだという異世界感というか。それがたまりません」

これだけ短冊メニューがズラッと貼られているのは、小宮山さんの好みでもあったのかと納得。それ以上に驚いたのは、それをすべて貼ったのが小宮山さんなんだそう。短冊メニューへの飽くなき情熱を感じざるを得ません。

それにしても、メニューのバリエーションが豊富である。このラインナップはどうやって決まったのだろうか。

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編集部えびす
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