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銭湯のでかい湯船に浸かって温まれば、何ともいえない心地よさ。ふらり立ち寄り、極楽時間を過ごしたら、今度は銭湯やその周辺でちょいと至福の一杯を。東京に残る銭湯約450軒の中から、そんな楽しみが待つ、銭湯を厳選して紹介します。

『万年場』 @新大久保

旅気分も味わえる 軟水風呂がやさしい新大久保の「隠れ湯」

『万年場』「お客様が心落ち着ける空間にしたい」(武田さん)と、装飾などはごく控えめに。井戸水を軟水にしているため、風呂上りの肌は驚くほどしっとり

[住所]東京都新宿区大久保1-15-17
[電話]03-3200-4734
[営業時間]15時~24時(最終受付23時半)
[休日]土
[交通]JR山手線新大久保駅から徒歩5分

日常として浸かれる 落ち着く空間に

にぎわう新大久保の大通りから、一本路地を入る。さらに角を曲がった先に『万年湯』が現れる。「ちょっと奥まっているのがいいでしょう。だから、うちは『都心の隠れ湯』を謳ってるんです。それに私の名前が名前なもので……」。そう言って少しにやっとしたご主人。名刺を見ると、んん、「武田信玄」さん?「のぶよしと読みますが漢字は同じです」。なるほど、「信玄の隠れ湯」。粋ですね。1961年創業。変貌する新大久保の街で営み続け、2016年に全面リニューアル。

『万年場』脱衣場はレトロな灯が温かい雰囲気

設備は新しくしつつ、木を生かした落ち着く脱衣場、白を基調としたタイル絵。品のよい、落ち着く空間だ。「お客さまが疲れない、オーソドックスな銭湯というのが一番でした」と武田さん。大きな転換は、軟水化させる機械を導入したこと。湯質の劇的な変化は想像以上だったという。実際に湯に浸かってみると、入っているみなさん、くつろいだいい顔をしている。湯から出て肌をなでると、ほんとうにしっとり、入る前とまったく違うのだ。

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おとなの週末Web編集部
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