話題の絶品餃子【東京8選】本格焼き餃子、水餃子、羽つきも!

むっちりとした皮とたっぷりの餡が織りなす絶妙なハーモニー。最近、なんだか餃子な気分です。個性豊かな旬の餃子、ご紹介します! 『ニューヨーク飯店』 @北赤羽 熱々爆汁餃子とクラフトビールの無限ループ! 店があるのは北赤羽駅…

画像ギャラリー

むっちりとした皮とたっぷりの餡が織りなす絶妙なハーモニー。最近、なんだか餃子な気分です。個性豊かな旬の餃子、ご紹介します!

『ニューヨーク飯店』 @北赤羽

熱々爆汁餃子とクラフトビールの無限ループ!

店があるのは北赤羽駅のすぐ目の前、なのに店名はニューヨーク?「10代の頃から計3年暮らしたNY のようなミックスカルチャー的な店にしたかった」とマスターのRIOさん。中華に混じってチキンオーバーライスやバッファローチキンなんて料理も並ぶ品書きを眺めているだけでワクワクするではないか。

水餃子 550円、焼き餃子 550円

『ニューヨーク飯店』(奥)水餃子 550円、(手前)焼き餃子 550円 ”焼”は羽根付きの香ばしさを、”水”はツルンとなめらかな舌触りを堪能できる

そんな店の看板がコロンとキュートな丸型に手包みした餃子たち。餡の具材は極粗挽きにした豚肉とニラとシンプルながら、むっちりした厚めの皮を破ってヤケドするほど熱々のエキスが飛び出してくる。すぐさまオリジナルのクラフトビール「山椒AVENUE1」を流し込めば、清々しい香りに後押しされて旨さがブースト。この爽快感、Don’t think, Feel it!!

『ニューヨーク飯店』

[住所]東京都北区赤羽北2-31-16
[電話]03-5948-6066
[営業時間]12時~14時、17時~23時頃
[休日]不定休
[交通]JR埼京線北赤羽駅赤羽口から徒歩1分

『恒源餃子』 @半蔵門

40種類も揃う魅惑の餃子ワールドへさあ行こう!

餃子とはなんと懐深き食べ物か、そんな想いに至ったのが、この店を訪れた時のこと。「ピーマンとキクラゲ」や「大根とエビ」なんて変わり種から「サザエ」、「アサリ」などの海鮮系も充実し、“焼”と“水”を合わせれば、その数なんと40種類(!)むろん、全て山東省出身の店主・湯さんの手作りだ。しかも冷凍や作り置きを一切しないのが信条で、調味料を練りこんだ肉ダネに、その都度メインとなる具材を合わせ、自家製の皮で包み込む。

元祖焼き餃子 520円

『恒源餃子』元祖焼き餃子 520円 白菜と豚肉の餡を包んだシンプルなひと皿。特製のニンニク醤油ダレとの相性も抜群だ

ひと口じゃ収まりきれない大きなそれにかぶりつけば、豚肉のコクと旨みの中から、各素材のフレッシュな風味が広がり、食感も見事なほどに鮮やかだ。加えて刀削麺をはじめ、炒め物や揚げ物などの一品料理も抜群とくれば、胃袋がいくつも欲しくなる。

『恒源餃子』

[住所]東京都千代田区平河町1-7-19 マルベリー平河2階
[電話]03-6910-0960
[営業時間]11時~15時LO、17時~23時(22時半LO)
[休日]日
[交通]地下鉄半蔵門線半蔵門駅1番出口から徒歩2分

『サルーズキッチンマーケット』 @北参道

フレンチのエッセンス香るジューシーな餃子

日本とも中華ともちょっと違うなぁと思ったら、イメージは“パリにある中華料理店”と聞いて納得。どの料理もほのかなフレンチテイストが漂い、ワインとの相性も抜群。メニューを考えているのは、フレンチの料理人にしてまかない餃子の達人という、姉妹店『ビストロコンカ』の望月シェフ。

焼餃子 900円

『サルーズキッチンマーケット』焼餃子 900円 カリカリのレースのような羽つき餃子。そのままでもおいしいが好みで黒酢やラー油をつけても

餃子の皮はシェフの出身地・静岡の製麺屋にオーダーしたもので、焼き用にはやや薄い皮、水餃子にはやや厚めの皮と使い分けている。キャベツと豚肉のシンプルな焼き餃子は、軽い赤ワインにばっちり。季節で替わる水餃子はレモンだったり、新生姜だったりと、意外な素材使いが新鮮。アンティークの家具が配置されたほどよくくだけた空間も居心地がよく、パリの片隅にいるような気分に。

『サルーズキッチンマーケット』

[住所]東京都渋谷区千駄ヶ谷4-22-6
[電話]03-6804-6034
[営業時間]12時~15時(14時LO)、18時~23時(21時半LO)
[休日]火、日
[交通]地下鉄副都心線北参道駅1番出口から徒歩5分

『溢彩流香(イーサイリューシャン) 餃子小厨 恵比寿』 @恵比寿

ナチュラルワインにそっと寄り添う 優しい味わいの餃子

大阪・摂津富田にある中国家庭料理の「溢彩流香」(現在は休業中)。年に1日だけ設ける予約日でその年の席が埋まるという、知る人ぞ知る名店だとか。この恵比寿店はそんな店の名物料理である餃子にフィーチャーした専門店。中でも代名詞と言えるひと皿が「水晶餃子」。

水晶餃子(12個) 1560円

『溢彩流香(イーサイリューシャ) 餃子小厨 恵比寿』水晶餃子(12個) 1560円 ニンニク不使用で豚肉、白菜、エビの風味が際立つ

点心のエビ蒸し餃子などに使われる浮き粉を使った透明な皮は、”ぷるんっ”と舌を撫でてから、焼き目の“カリッ”がやってくる。そこへ餡に練りこんだエビやクワイの歯ざわりも加わって、噛むごとに交差する食感の違いがなんとも楽しい。しかも餃子のパワフルなイメージとは打って変わって、それぞれの素材の滋味を感じられる繊細でおだやかな味わいなのだ。これがナチュラルなワインとスムーズにマッチする。

『溢彩流香(イーサイリューシャ) 餃子小厨 恵比寿』

[住所]東京都渋谷区東3-17-15 iD EBISU1階
[電話]03-6434-1137
[営業時間]11時半〜14時半(14時LO)、17時〜22時(21時LO)※土日は通し営業
[休日]月
[交通]JR山手線ほか恵比寿駅西口から徒歩4分

『ナチュラルワイン 森と土』 @築地

”茹で”と”焼き”で表情を変える餃子と白ワインのペアリング

店をやる前、ワインと合うつまみを家であれこれ試して考え抜いたという店主の沖さん。「その時に餃子は万能だなと気付いたんです」と笑う。そこで餃子が看板のワインバーが誕生したというわけ。自家製餃子は焼きも茹でも同じものだが、調理法が違うだけで全くの別物になるから面白い。さらにそれぞれしっかりワインをペアリングすると別世界が開けるのだ。

焼き餃子 880円

『ナチュラルワイン 森と土』焼き餃子 880円 豚肉、キャベツ、ネギ、生姜のシンプルな焼き餃子。きれいな酸とふくよかさがあるアルザスのリースリングと

焼き餃子には香ばしさを包み込むような茶色の果実味を含むミネラル豊富な白ワイン。茹でることで野菜の香りと甘みがより際立つ茹で餃子には、野菜の青い香りにマッチする微発泡の白ワイン。料理ごとに合うワインを楽しんでほしいから、基本はグラスで提供。おつまみごとにマッチする銘柄を丁寧に提案してくれる。

『ナチュラルワイン 森と土』

[住所]東京都中央区築地6-6-9
[電話]03-6879-7039
[営業時間]17時半~24時、日・祝~23時
[休日]月
[交通]地下鉄日比谷線築地駅1番出口から徒歩4分

『ジャギ飯店』 @北千住

あふれる餃子愛にノックアウト必至!下町のネオ中華

「お通しが餃子なんですが、いいですか?」。そう聞かれて思わず笑ってしまった。この大胆なお通しのワケを聞くと「せっかくなら自慢の餃子をできるだけ食べてほしくて」と店主の早瀬さんは苦笑い。しかも普通に単品オーダーと同じ、4個入りの皿がひとりにひとつ。

ゼウス血の一滴 700円、餃子 400円

『ジャギ飯店』(奥)ゼウス血の一滴 700円、(手前)餃子 400円 『ゼウス血の一滴』はトマトアイス+花椒+青島ビール。お通しも単品も同じ餃子。最初に聞いてくれるので、餃子がいらない人はパスできる

こんな楽しい仕掛けに餃子好きのテンションは上がりっぱなしである。餃子は野菜たっぷりで軽やか、いくらでもペロリと食べられそう。ほかにも、ネギがはみ出す『ねぎま餃子』や黒酢の効いたスープの『水餃子』などもあって、ついつい餃子ばかり食べてしまうが、他のつまみも充実しております。

『ジャギ飯店』

[住所]東京都足立区千住旭町11-8 平野ビル1階
[電話]080-8119-2120
[営業時間]水~金11時半くらい~14時、17時くらい~24時、火・土・日17時くらい~24時
[休日]月
[交通]JR常磐線ほか北千住駅東口から徒歩3分

『CHI-FO(チーフォ)』 @学芸大学

旅する料理人が作りあげた台湾屋台餃子

世界中を旅して食べ歩いたという店長の菊田悟さん。店を開く前はそんな世界の料理を再現し、友達に披露するイベントでも活躍していた。なかでも評判が良かったのが台湾料理だそうで、ここではそんな菊田さんの台湾料理を楽しめる。「オープンがコロナ禍だったので、少しでも旅気分を味わってほしかった」とメニューも店の内装も本場屋台の趣たっぷり。

台湾麦酒 650円、吃貨鍋貼(5個) 600円

『CHI-FO(チーフォ)』(奥)台湾麦酒 650円、(手前)吃貨鍋貼(5個) 600円 豚肉は林SPFの肩バラやロースを粗目のミンチに。キャベツ、玉ネギ、ニラなど野菜多めな印象

『手工的水餃』はもちもちツルンの皮が決め手。実は宇都宮出身という菊田さんだけに、日式の焼き餃子もオンメニューした。ビールやワインを冷蔵庫からセルフで取るスタイルもラフで、屋台気分が盛り上がる。

『CHI-FO(チーフォ)』

[住所]東京都目黒区鷹番2-21-14 学大横丁1階
[電話]070-8549-7210
[営業時間]18時~23時、土・日12時~15時、18時~23時
[休日]月
[交通]東急東横線学芸大学駅から徒歩3分

『本格餃子 包(つつむ)』 @池尻大橋

食いしん坊歓喜の肉汁したたるジャンボ餃子

皿にでんと鎮座するのがジャンボサイズのそれ。焼餃子は1個あたり、なんと60g近くあるという大ボリュームだ。かぶりつくなり肉汁がピューッと吹き出し、粗めに刻んだ白菜やキャベツの食感もリズミカルに歯に響く。さらに国産小麦粉だけで打った皮の焼き目からあふれる香ばしさも格別で、食欲もビール欲も刺激されっぱなし!

本格手打 焼餃子 780円

『本格餃子 包(つつむ)』本格手打 焼餃子 780円 餃子はすべて中国人の職人による手包みで仕上げている。餡には中華スープも練りこんで、ジューシー感を生む

一方の水餃子は皮にタピオカ粉を練りこんで、ツルンッとした口当たりがこれまたクセになる。卓上の調味料は醤油や酢、黒胡椒のほか、黒酢や神戸ではポピュラーな味噌ダレもと準備万端。ひとつずつ味変しながら楽しむべし。

『本格餃子 包(つつむ)』

[住所]東京都目黒区大橋2-22-7 村田ビル1階
[電話]03-5738-8236
[営業時間]11時半〜23時半(23時LO)
[休日]無休
[交通]東急田園都市線池尻大橋駅北口から徒歩2分

撮影/貝塚隆(ニューヨーク飯店、恒源餃子、溢彩流香、森と土、ジャギ飯店、CHI-FO、包)、西崎進也(サルーズキッチンマーケット、)、取材/菜々山いく子(ニューヨーク飯店、恒源餃子、溢彩流香、包)、岡本ジュン(サルーズキッチンマーケット、森と土、ジャギ飯店、CHI-FO)

2023年6月号

※2023年6月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

画像ギャラリー

関連キーワード

この記事のライター

関連記事

『マツコの知らない世界』で「おにぎりの世界」特集 『おとなの週末』おススメの「絶品おにぎり」情報をご紹介!

具材の旨みたっぷり!とろ~りあったかな「あんかけラーメン」のオススメ8選

濃厚なのに食べやすい!? 進化した「おとなの家系」ラーメン4軒

第3次ブーム到来!おとなの週末厳選「今食べるべき」つけ麺4選

おすすめ記事

佐倉城で改革を進めた堀田正睦 「開国」に導いたのはいったい誰だったのか

『ミスター味っ子』は“令和”になっても色あせない「料理バトル漫画」の傑作!! 「味吉陽一」親子と写真を撮りに中野に行こう!!

話題の「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」でほっと一息『角打ち KAN』のおでんは変わり種も豊富!

中古相場“爆上がり” ホンダの「NSX」は35年経っても色あせない

ご存じ!? 120年の歴史を持つ純国産炭酸水「WILKINSON(ウィルキンソン)」は 兵庫県宝塚市が故郷なんです!

“悪魔肉”とは?朝から4時間の至福『一条流がんこ 総本家分家 四谷荒木町』の中毒性のある一杯

最新刊

「おとなの週末」2024年6月号は5月15日発売!大特集は「町パン」

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。5月15日発売の6月号では、「うまくてエモい!…