手軽にいろいろドリンクでも腸活!
食事よりももっと手軽な腸活ドリンク3種をご紹介します。
【ペパーミント・ティー】停滞腸を刺激し腸スッキリ!
ペパーミント・ティーのティーバッグ1袋を500mlの湯で抽出し、レモン果汁大さじ1〜2、生姜(市販のチューブ状でOK)1〜2cm、オリゴ糖を適量かき混ぜる。腸内に残っている老廃物を排出する効果の高いティー。ペパーミントには解毒・健胃作用があるほか、ガスの排出作用も。レモンはビタミンCが豊富で腸を動かす力があり、オリゴ糖は善玉菌のエサとなり整腸作用効果もある
【甘酒豆乳バナナ】麹&食物繊維でデトックス
甘酒(市販)1缶(約190ml)、バナナ1/2〜1本、豆乳適量(100ml前後)をすべてミキサーで撹拌する。冷やしても美味。麹菌や食物繊維、オリゴ糖を豊富に含む甘酒は、ビフィズス菌を増やす効果も大。スームージー感覚でボリュームもあるドリンクだ。またバナナは日本人が不足しがちな栄養成分のマグネシウムや食物繊維も補える
【オリーブココア】腸のあたため効果絶大
カカオ70%のココア大さじ山盛り1杯(約20g)を少量の湯で溶きよくかき混ぜ、280mlの湯を注いで(湯の総量で約300ml)オリゴ糖大さじ1杯を加えて混ぜる。最後にエキストラバージンオリーブオイルを小さじ2杯注ぎ、混ぜずに飲む。
ココアには便通をよくする食物繊維が豊富に含まれているだけではなく、血流を改善し、体を温める効果もある。そこへさらにエキストラバージンオリーブオイルを加えれば、腸の温めと、腸内リセット効果も大に
なにより腸を冷やさないこと
腸の大敵である“冷え”。冬の寒さはもとより、夏は冷房による冷えがネック。また意外にも、腸にいいからとヨーグルトをたくさん摂るのも冷えの要因のひとつになるという。かえって腸内を冷やしていることもあるとか。
「もちろん冷たいものの摂りすぎはNG。寒い時期などは特に、上に紹介したようなココアや甘酒などで身体の内側から温める飲み物を摂るようにしましょう。また、白湯だけでも温まりますが、そこへオリーブオイルを垂らして混ぜずに飲めば、保温効果は絶大です。そのほか体を締め付けるような服装も、血流を悪くします。血行が悪いと熱の巡りが悪くなり、冷えの原因になります」(松)
食べ物以外も意識したい日々の生活習慣
腸は非常にストレスに弱い器官。ちょっとしたことでも負荷がかかれば、腸管運動も低下気味となる。食事はもちろん気にかけたいが、日々の生活習慣にも普段から気を配りたいところ。たとえば「姿勢」などもそのひとつ。猫背や前かがみの姿勢を日常的に続けていると、腹部が圧迫され血流が悪くなり、腸の動きが停滞しやすくなるのだとか。
「特に加齢が進めば、ますます姿勢が悪くなりがちです。できるだけ腸に負担をかけないよう、立っているときも座っているときも、下腹部に少し力を入れ、まっすくな姿勢を心がけたいですね。また、深い睡眠を取って成長ホルモンを促すことや、適度な運動も不可欠。ほかにも好きな音楽を聴いてリラックスしたり、寝る前に瞑想するのもおすすめです。リラクゼーションは心の健康だけでなく、腸を強くして健康に生きるためにも大切なのです」(松)
イラスト/岸潤一、取材/編集部
※2023年10月号発売時点の情報です。
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