埼玉の栄東中学は出願者1万人超えの日本一
志望校を選択する上で、居住の都道府県だけでなく、近県や遠い地域での受験を考える方もいらっしゃることと思います。参考までに、全国の主要校の入試日程を掲載しておきます。
東京都では、私立中学の入試解禁日は2月1日となっており、主要な難関私立中学校の入試は2月1日午前に一斉に行われます。その他の多くの私立中学校の入試が、2月1日~5日にかけて集中的に行われます。また、東京都の国公立校の入試日は2月3日です。
千葉県や埼玉県の私立中学の入試解禁は1月となっているため、東京在住の受験生の併願も多く、埼玉県の栄東中学は、なんと出願数が1万人を超え、日本一の数を誇っています。
関西圏では、統一入試日(入試解禁日)は例年1月の第2土曜日となっており、2024年度は1月13日です。
志望校の決定が遅くなればなるほど、「逆転合格」は遠のく
志望校については、願書提出の直前まで悩まれるケースもありますが、少なくとも第1志望については、出来るだけ早めに決定することをおすすめします。理由は明白で、それだけ早く志望校対策を始めることが出来るからです。志望校が定まらないということは、ゴールが定まらないということです。定まったゴールに向かって走るのと、ゴールが不明確なまま周囲に流される形で走るのとでは、勉強に対する熱の入り方、勉強のやり方、ひいては結果がまるで違ってきます。
したがって、逆転合格を目指すなら、出来るだけ早く志望校を決定することです。志望校の決定が遅くなればなるほど、逆転合格の可能性も低くなってきます。第2志望、第3志望はぎりぎりまで検討しても構いませんが、逆転合格を目指すなら、第一志望については出来るだけ早めに絞り込むのが良いでしょう。
圓岡太治(まるおか・たいじ)
三井能力開発研究所代表取締役。鹿児島県生まれ。小学5年の夏休みに塾に入り、周囲に流される形で中学受験。「今が一番脳が発達する時期だから、今のうちに勉強しておけよ!」という先生の言葉に踊らされ、毎晩夜中の2時、3時まで猛勉強。視力が1.5から0.8に急低下するのに反比例して成績は上昇。私立中高一貫校のラ・サール学園に入学、東京大学理科I類に現役合格。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。大学在学中にアルバイト先の塾長が、成績不振の生徒たちの成績を驚異的に伸ばし、医学部や東大などの難関校に合格させるのを目の当たりにし、将来教育事業を行うことを志す。大学院修了後、シンクタンク勤務を経て独立。個別指導塾を設立し、小中高生の学習指導を開始。落ちこぼれから難関校受験生まで、指導歴20年以上。「どこよりも結果を出す」をモットーに、成績不振の生徒の成績を短期間で上げることに情熱を燃やし、学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて難関大学に現役合格した実話「ビリギャル」並みの成果を連発。小中高生を勉強の苦しみから解放すべく、従来にない切り口での学習法教授に奮闘中。