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ラー博史上初、ヨーロッパからの逆輸入

新横浜ラーメン博物館では2013年より、日本にお店がなく海外で独自の進化を遂げたラーメン店を紹介する「逆輸入ラーメン」をスタートしました。

第1弾はアメリカ・ハリウッドの「IKEMEN HOLLYWOOD」(出店期間:2013年4月24日~2014年6月1日)、そして第2弾はドイツ・フランクフルトのラーメン店「無垢ツヴァイテ」が2014年6月25日(水)にオープンしました。
※現地では「無垢」の屋号で営業。ツヴァイテはドイツ語で2号店の意味

無垢本店の外観

2012年頃、アジア、北米に次いで、ヨーロッパでもラーメンが注目を浴び、イギリス、フランス、イタリア、ベルギーなど各地でラーメン店が開業し始めました。私たちは当時9カ国ほどヨーロッパを食べ歩き、各国の食に精通している方々から「わざわざそのラーメンを食べるためにドイツ・フランクフルトまで足を運ぶお店がある」という話を聞き、そのお店が「無垢」だったのです。

大手食品商社の営業マンが2010年に独立し、開業

創業者の山本真一さんは日本の大学卒業後「日本の食の素晴らしさを世界に伝えたい」という想いのもと2004年に渡独。「SSP Kosumguter Trade & Consult GmbH」という欧州向けに日本食材を卸す、大手食品商社の営業マンとしてドイツ中を駆け回っていました。

創業者の山本真一さん(2014年撮影)

そんな山本さんが何故独立してラーメン店を立ち上げたのでしょうか?

山本さん曰く「私自身、日本食の勉強をして卸先の人々にその素晴らしさを伝えてきましたが、委ねたその先にいるお客様の顔や意見というものは見えませんでした。そのことが歯がゆくて、直接お客さんに感動を伝える仕事をしたいという想いの元、2010年に独立をしました。ラーメンを選んだのは私自身が大好きだったことと、日本食の素晴らしさを伝えるにはラーメンが最もよいと思ったからです」とのこと。

独立当時の山本さん(2010年)

「いざ独立しても資金的な余裕もなかったですので、内装はほとんど手作りでした。にもかかわらず、こだわってしまい、資金が底をつきそうになりました。今では笑い話ですが、当時は不安で眠れませんでした」と当時の様子を語ってくれました。

手作りで内装を仕上げる無垢のスタッフ
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「かん水」も自身で調合、ドイツという限られた環境で生まれたラ...
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おとなの週末Web編集部
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