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2014年にラー博に出店、横浜とフランクフルトはパートナー都市

私たちが初めて無垢に訪れたのは2012年の11月。この時の調査ではフランスのパリ、ドイツのベルリン、デュッセルドルフ、フランクフルトを訪れています。この時からせっかく海外のラーメンを調査するのであれば映像を残していこうと、「世界ラーメン紀行」という番組をYouTube(ラー博TV)で配信することとなりました。

下記の動画は、当時無垢を取材した「世界ラーメン紀行vol.4 ドイツフランクフルト編」です。

私たちは海外を食べ歩いた中で、日本にラーメン店がなく、海外で独自の進化を遂げたお店というコンセプトのもと、お店を探していたのですが、無垢がやろうとしていたことは私たちが探していたお店そのものでした。

そして、その年の年末に店主の山本さんが日本に帰国した際にお会いし、来年(2013年)から、日本にお店がなく、海外で発展を遂げたお店を紹介する「逆輸入ラーメン」を始めることをお話して、ラブコールを送りました。

その翌年から幾度となくフランクフルトへ訪れ、2013年の8月に山本さんから出店していただけるというお話をいただきました。

ラー博出店に際し、フランクフルト市は横浜市とパートナー都市ということもあり、横浜市の記者クラブにて、出店記者会見をさせていただきました。

記者会見に参加した山本さんと岩岡館長(2014年)

そして2014年6月25日、「無垢ツヴァイテ」としてラー博にオープンしました。

オープン時にはフランクフルトのスタッフ全員が駆け付けてくれ、その後も店主の山本さんは横浜に滞在してくれました。

オープン初日の記念写真(2014年)

「MUKU’S ローストポーク丼」ファースト・ビジネスクラスの機内食に、ラーメンの枠を超えて飛躍

その後、無垢はさらに飛躍します。フランクフルト本店はさらに予約が取れづらくなり、2016年からはフランクフルト国際空港のJALファーストクラスラウンジ・サクララウンジにて「MUKUまかないカレー」を提供。

2019年にはフランクフルト発(成田行き)のファーストクラス・ビジネスクラスにて機内食のご当地丼として、店主の山本さんが監修・開発したこだわりの「MUKU’S ローストポーク丼」を提供するなど、ラーメンの域を超えて日本食の代表として様々な場面で活躍をしております。

無垢のホームページには以下のことが書かれています。

食や文化、そして想いは受け継がれていく
お店は感情の産物だ
そもそも食は、競争でもなく戦いでもない
自然からいただく源泉を
無垢な想いで人の心を通し
広く世界がその支流まで
幸せで満たされる未来を夢見て

無垢の姿勢は「仲間と向き合い、お客様と向き合い、そしてラーメンと向き合うこと。そのために食材選び、調理法、器、インテリアなど細部まで妥協せず徹底的に行っています。その無垢な想いがラーメンを通じ、無垢を気にいったお客さんが新しいお客さんを連れてくるという口コミで広がり、今ではヨーロッパ中からわざわざ訪れるお店となりました。

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進化を遂げる無垢のラーメン...
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おとなの週末Web編集部
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