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室内で熱風が大暴れ! ロウリュウアトラクションを初体験

入館料で利用できる天然温泉&サウナに加え、この日は料金を追加し、岩盤浴も体験することにした。まずは脱衣所がある2階で岩盤浴着に着替える。

柔らかく伸縮性もある素材の岩盤浴着は、肌や体のラインが透けないのがありがたい。フロントスタッフが、「ワンサイズ大きめにお作りしています」と言っていたが、ゆったりサイズなのに、かがんでも胸元が開かないのがまた優秀!

「岩盤浴着の生地や色合い、デザインはもちろんですが、女性目線で細かいところまで工夫をしました。例えば、透けないよう胸元にタックを3本入れたり、お尻のラインをカバーできるようすその長さを調整したりしています」(広報担当・工藤花奈さん)

岩盤浴エリアのある1階への移動時にも驚きがあった。

男性客は一度、1階のロビーを通って岩盤浴エリアへ行かなければいけないが、女性客には温泉の脱衣所からダイレクトに行ける専用通路があるのだ。

「女風呂から岩盤浴エリアへの動線には、特に気を配りました。女性の中には、岩盤浴着姿やすっぴんを見られたくないという方もいらっしゃいますから」

繊細な配慮に感心しながら、いざ岩盤浴エリア「ガーデン アルク」へ。

エリアの中央に配されたソファを囲むように、温度の異なる岩盤浴ルームが3つとクールルームが1つ。それだけでなく、リクライナーに寝転がれるスペースや、カプセルホテルのような空間におこもりできるスペースもある。

貴重品を預けるロッカー以外に、飲み物を冷たいまま保管しておけるクーラーロッカー(という名称なのかは不明)まであるのにも驚いたが、これって最新温浴施設ではデフォルトなの?

岩盤浴ルームにはスマホやタブレットなどの機器を持ち込めないため、壁に私物置き場の棚が設えられている
岩盤浴ルームにはスマホやタブレットなどの機器を持ち込めないため、壁に私物置き場の棚が設えられている

岩盤エリアには、東北初、日本初となるアトラクションがある。よってこのエリアで真っ先にやるべきは、アトラクションの開催スケジュールを確認すること。せっかくだったら効率よく、いろんなアトラクションを体験したい。

まずは、アート岩盤浴(R)「タイデ」を体験。天井に投影された2つの作品が織りなすアートロウリュウ(R)は、日本初となるアトラクションだ。

部屋が暗くなると、光が刻々と変化する映像や、幾何学図形が頭上に広がる。時間にして約15分。滞在中の室温は44度を示しており、タオルを敷いて寝転がるとじわじわと体がほてる。初心者最初のアトラクションとしてはちょうどよかった。

幾何学図形が色や形を変えながら、円形の天井に映し出される。空間全体がまるで万華鏡のよう
幾何学図形が色や形を変えながら、円形の天井に映し出される。空間全体がまるで万華鏡のよう

次は一番楽しみにしていた岩盤浴ルーム「クーマ」東北初のロウリュウアトラクション、その名も「灼熱蒸爽」を開催している。字面を見ただけで、もう汗をかきそう。

ロウリュウアトラクションとは、サウナストーンの真上から大量のナノミストが舞い降り、熱風が室内に吹き荒れて発汗を促すというもの。

温度計に目をやると、この日の室温は66度。ただでさえ暑いのに、そのうえ室内を熱風が駆けめぐるなんて。顔に熱風を受けた瞬間、思わず「うっ」と声がもれる。8分ほどのアトラクションを終えると、滝のような汗をかきながら一目散に出入口へと急いでいた。

モニター手前にあるのがサウナストーン。アトラクション途中での入室はできないので、実施時間はしっかり確認すべし
モニター手前にあるのがサウナストーン。アトラクション途中での入室はできないので、実施時間はしっかり確認すべし
東北初のアトラクション「ロウリュウ・ストーム・雲海」。終わったあとは汗ダラダラ
東北初のアトラクション「ロウリュウ・ストーム・雲海」。終わったあとは汗ダラダラ

したたる汗を拭きつつ、すぐにクールルーム「アヴァント」へ。

巨大扇風機により冷風が吹き荒れる、先ほどまでの熱波空間とは真逆の極寒空間。それこそが施設の狙いで、熱風と冷風の高低差が生み出す刺激的な体験ができる。

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阿部真奈美
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