美味しい島らっきょうの見分け方 葉つきのものの場合は、葉の色が鮮やかな緑色のものを。変色している部分が多いものは避けましょう。 とはいえ、葉にしおれがないものを探すというのは産地の近くでなければ至難の業。そんなときは、り…
画像ギャラリー旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■クイズの答えは……
正解:島らっきょう
難易度:★★★☆☆
生食だけじゃない! 天ぷらにしても美味
島らっきょうはらっきょうの一品種で沖縄の特産品です。沖縄では「島だっちょう」と呼ばれることもあります。3~5月頃が旬の時期で、一般的ならっきょうよりもひと足早く旬を迎えます。
島らっきょうにそっくりなエシャレット。こちらもらっきょうの仲間ですが、島らっきょうとは別の品種です。
エシャレットは品種名ではなく、らっきょうを軟白栽培(なんぱくさいばい)し、成長する前に収穫したもの。つまり、早採りのらっきょうということです。
軟白栽培とは、太陽光などの光を当てずに真っ暗な中で野菜を栽培する方法です。この方法で栽培した野菜は、組織が柔らかくなり、辛味もまろやかになります。
島らっきょうの見た目の特徴はらっきょうよりもりん茎と呼ばれる玉の部分が小ぶりで、細身であること。また、強めの辛味と香りが味わいの特徴です。
一般的に、らっきょうは主に甘酢漬けや醤油漬けにして食されますが、島らっきょうは独特の風味を活かすためにサラダにしたり、浅漬けにして食べるのが一般的です。ほかに、沖縄では、加熱して天ぷらや素揚げにしたり、チャンプルーなどの具材にも使われることが多いようです。
加熱すると辛みが和らぎ、ホクホクとして食感となって甘さも増し増しに! 島らっきょうの辛味が苦手という人はぜひ試してみてください。
美味しい島らっきょうの見分け方
葉つきのものの場合は、葉の色が鮮やかな緑色のものを。変色している部分が多いものは避けましょう。
とはいえ、葉にしおれがないものを探すというのは産地の近くでなければ至難の業。そんなときは、りん茎の部分をチェックしましょう。
りん茎の部分がふっくらと膨らんでいて、白く、傷がなく、ツヤがあるものが新鮮で美味です。
茎が細すぎると辛味が強いといわれているので、ほどよい太さのものを選びましょう。
島らっきょうの注目栄養素
島らっきょうの匂い成分であるアリシンは、糖質の代謝を促す作用のほかに、疲労回復、血液サラサラ効果など、生活習慣病予防にひと役買ってくれる健康成分です。
アリシンは、水に溶けやすく熱に弱い性質をもつため、生食したほうがより高い健康効果を得ることが期待できます。
↑上記にそのほかの「旬食材」をまとめていますので、ぜひご覧ください。