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広島といえば、牡蠣!

3皿目は、広島といえばの牡蠣が「牡蠣のフリット 香草とピスタチオのソース」として登場だ。香ばしく揚げられ、グリーンのソースに絡められた牡蠣はクセがなく、ピスタチオの香るソースの苦味やコクと絡まり合って、とにかく旨みの塊として皿に鎮座

「牡蠣のフリット 香草とピスタチオのソース」広島といえば、の牡蠣。臭みのない牡蠣とピスタチオの香りが相まって、旨みの塊と化していた!

何も考えず大きく口を開けて頬張ってしまったが、しまった。切って食べれば2回は味わえたのに!

広島県北の三次市にある「ヴィノーブルヴィンヤード」で造られた白ワイン「シャルドネ バレルファーメンテーション2022」をペアリングのお酒として出され、すぐに笑顔に。

オーク樽で樽発酵したワインは穏やかな果実味と心地よい酸味を感じさせるリッチな味わいで、濃厚な牡蠣の旨みとともに心地よい余韻を残すのだ。焼き牡蠣、フライ、土手鍋もいいけれど、なんだか美食にこだわる貴族になった気分。

そのあとも海の幸でショウサイフグだ。牡蠣の養殖にとって種苗を捕食するフグは厄介者。それを「ショウサイフグと牡蠣のスープ 生姜オイル」としてひと皿にまとめるだなんて。

「ショウサイフグと牡蠣のスープ 生姜オイル」フグと牡蠣を、生姜が見事にまとめあげていた

牡蠣からの旨み溢れるスープ内には淡白ながら独特の味わいが魅力のショウサイフグ。それを生姜の香りが溶け込んだオイルが見事にまとめ上げている。フグと牡蠣の間に生姜が立って手を繋いでいる感じ? ちょっと子供っぽい表現だけれど、三者の笑顔は食べ手まで笑顔にしてくれる。

さらに瀬戸内に面した竹原市の藤井酒造で醸される「龍勢 和みの辛口 八反錦純米」が、そこにまろやかですっきりとした味わいを加えてくれるのだ。たちまち笑顔は五者に増える。

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最後のデザートまで、広島を満喫...
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編集部 武内
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