清澄白河「魚久 平野店」と 「京橋千疋屋製造 直売所」
ねえ、卵すら高くない?もう自分で産むしかないの?物価高に悩み、そんなことをぼんやり思いながら向かったのは、清澄白河。
都内でも工場直売店が点在するエリアで、目当ての『魚久 平野店』があるからだ。狙いは数量販売される魚の粕漬け切り落とし。行列に並んでゲットしたこの日の中身は、ぎんだら、銀鮭、かれい、金目鯛、真鯛の6種8切れ。通常の切り身は一切れ700円~1000円はするから、これで756円は破格!イカゲソとともに帰宅後に酒肴として堪能した。
そこから少し歩けば『京橋千疋屋製造 直売所』。見目麗しきケーキが定価の10%オフだし、大好きな「くり抜きゼリー」が半額で。えっ、ホントにいいの?と恐縮しちゃうほど。この店限定のドライフルーツ入りチョコや巨大プリンも懐にやさしくてつい買っちゃった。
祐天寺「マルニハム」
所変わって祐天寺、駒沢通り沿いの『マルニハム』は、工場2階が売り場に。冷蔵ケースにソーセージやハムがぎっしり入り、業務用の半値という激安っぷりに、まとめ買いするぅ~!ってなる。本場ドイツの製法と独自のスパイス使いで仕上げた味がまた秀逸なのよ。
神奈川では藤沢市の『ありあけマルシェ』へ。ここでのおすすめは、ハーバーバイキング1080円。小さなビニール袋に横浜銘菓「ハーバー」(定価1個194円)を詰め放題できるのだが……周りを見ると、袋を目一杯広げて押し込めば、破いてしまっている人もいて。皆の必死さが微笑ましい。私は9個詰めたので、666円もお得に。まあ、隣の人は12個詰め込んでいて完敗だったけど。
横浜『サンジェルマン ブレッドボックス 北新横浜店』
続いて、横浜の『サンジェルマン ブレッドボックス 北新横浜店』。この店で工場直売は庶民の味方だと改めて感じた。定番のパンがほぼ半額で並び、驚きと感謝の涙。50年以上愛されている食パン「エクセルブラン」は、この日200円だったのよ、奥さん!もちもちのチーズプチパン「ポンデケージョ」も5個入りで有難き幸せ。近所に引っ越したいくらい。
いやはや間違いない味と驚きのコスパで、ワクワク感まで楽しめる工場直売って最高だ。やっぱ卵を産んでいる場合じゃないな!
『おとなの週末』2023年4月号より(本内容は発売当時のものです)
…つづく「本当にうまい「チェーン店のすし屋」ベスト7店…一貫108円、ソロ活でも大丈夫な《高コスパ店》ご当地ネタも豊富な店を大公開」各地にひしめくチェーン店の寿司屋のなかから、用途別で使えるおいしい寿司店を紹介しています。