神楽坂の夜の魅力とは?【厳選】日本料理と焼鳥の2軒 “ひっそり”と名店あり

石畳の路地に横丁、街を象徴する風景が臨める神楽坂エリア。数多くの飲食店がひしめく激戦区で調査した結果、神楽坂は路地に名店あり。素通りしてしまうような路地に佇む店や、ビルの2階にひっそり構える店を見つけてきました。小路を歩いた先に、美味なるゴールが待っています。

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石畳の路地に横丁、街を象徴する風景が臨める神楽坂エリア。数多くの飲食店がひしめく激戦区で調査した結果、神楽坂は路地に名店あり。素通りしてしまうような路地に佇む店や、ビルの2階にひっそり構える店を見つけてきました。小路を歩いた先に、美味なるゴールが待っています。

【肉料理】肉のプロが火入れした断面に萌える『和牛小皿 しんうち』

神楽坂のランドマーク、『熱海湯』のある小径・小栗通りは食いしん坊な大人が通いたくなるツウな店が軒を連ねる場所。鹿児島や福井などの生産者から仕入れる和牛の炭火焼きを看板にするこの店もそんな一軒だ。

拳サイズに切り出して塊で焼くステーキは、炙ってから休ませてを繰り返し、やがてやってきたその断面を見れば、深紅に艶めく見事なまでの火入れ具合。

ヒレステーキ(若狭)100g 3600円、牛タンステーキ 2600円

『和牛小皿 しんうち』(手前)ヒレステーキ(若狭)100g 3600円(写真は200g) (奥)牛タンステーキ 2600円 牛タンとヒレ、どちらも料理長・柳さんの火入れの妙で引き出された素材の旨さを実感できる

ぱくっとやれば噛むほどに旨みがにじみ燻香が鼻を抜けていく。さらにはレバーやハラミなどの串焼きに芝浦から届く飛び切り新鮮な肉刺しも。そんなメニューのいいとこどりしたコース(1万2000円)で攻めるのも大いにありだ。

『和牛小皿 しんうち』

[住所]東京都新宿区神楽坂2-20 小栗横丁ビル地下1階
[電話]03-5946-8548
[営業時間]17時〜23時(22時LO)
[休日]日・月
[交通]地下鉄有楽町線ほか飯田橋駅B3出口から徒歩3分

【焼鳥】心が躍る、流れるような焼鳥コース『YAKITORI BURAI 葵 別邸』

名店が軒を連ねる焼鳥の激戦地、神楽坂でまたキラリと光る店を見つけた。店名に付けた「BURAI」=“無頼”で、型にとらわれないことを表しているんだとか。

それを象徴するのが季節ごとに変わる「葵コース」で、前菜の次にやってきたのがササミやダキ身、ねぎまの壱の串。ぎゅっと身を詰めて串打ちすることで、肉汁を逃さずジューシーに仕上げている。

葵コース 5280円

『YAKITORI BURAI 葵 別邸』葵コース 5280円より 壱の串3種と前菜の季節野菜と揚げ出し豆腐、冷菜の蒸し鶏の生春巻き

その後も焼物が続くかと思いきや、冷菜を挟んで野菜の弍の串へ。そして箸休めや温菜で気分が盛り上がったところで、最後の参の串では味の強いレバーやつくねに辿りつく。この緩急つけた構成に翻弄されて終止ワクワクが止まらない。

『YAKITORI BURAI 葵 別邸』

[住所]東京都新宿区神楽坂3-6-53 とぎやレジデンス1階
[電話]03-6280-7095
[営業時間]17時〜23時 ※土は〜22時
[休日]日・祝
[交通]地下鉄有楽町線ほか飯田橋駅B3出口から徒歩4分

撮影/小島昇、取材/菜々山いく子

2024年11月号

※2024年11月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

…つづく「厳選【神楽坂で昼飲み】するならこの3軒!ヒレかつ、出汁巻きで一杯がたまらない!旨さとコスパを兼ね備えた大人の酒場」では、覆面調査隊が、花街の面影を残す裏通りから、新店が軒を連ねるメインストリートまで、昼飲みにおすすめしたい、とっておきの3軒を実食レポートしています。

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